この記事では、「麻薬取締官」と「警察官」の違いを分かりやすく説明していきます。
「麻薬取締官」とは?
「麻薬取締官」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「麻薬取締官」は「まやくとりしまりかん」と読みます。
「麻薬取締官」は、「麻薬Gメン」、「マトリ」などと呼ばれています。
「麻薬取締官」は、「麻薬取締や、薬物犯罪の捜査などを行う、厚生労働省の職員」という意味があります。
厚生労働省の地方支分局である、地方厚生局に設置されている、麻薬取締部に配属されている職員のことを「麻薬取締官」と言います。
ただし、「麻薬及び向精神薬取締法」という法律によって、特別指令警察職員としての権限が与えられています。
「麻薬取締官」が司法警察員として任務を果たすとき、拳銃や特殊警棒の携帯が認められており、「警察官」と同じような訓練を受けています。
また「麻薬取締官」はおとり捜査を行うこともあるため、私服の着用や長髪が認められています。
「警察官」とは?
「警察官」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「警察官」は「けいさつかん」と読みます。
「警察官」は「警察の責務を遂行する、国家公務員と地方公務員」という意味があります。
「警察官」は、9階級に分けることができ、警視総監、警視監、警視長、警視正、警視、警部、警部補、巡査部長、巡査という階級があります。
警視正以上は国家公務員となります。
「警察官」は他にも、「警官(けいかん)」、「お巡りさん(おまわりさん)」などと呼ばれることがあります。
勤務先は警察署や、交番などになります。
国民の生命や身体、財産などを保護するため、犯罪を予防したり、事件が起こったら捜査や逮捕を行います。
また交通の取り締まりを行うこともあります。
子供が大人になった時、警察で働きたいと思ったら、「将来の夢は、警察官」と言うことができます。
「麻薬取締官」と「警察官」の違い
「麻薬取締官」と「警察官」の違いを、分かりやすく解説します。
「麻薬取締官」は、「麻薬取締や、薬物犯罪の捜査などを行う、厚生労働省の職員」という意味があります。
一方で、「警察官」は「警察の責務を遂行する、国家公務員と地方公務員」という意味があります。
「麻薬取締官」は厚生労働省の職員なのに対して、「警察官」は、警察に勤務する公務員という明確な立場の違いがあります。
ただし、「麻薬取締官」は「警察官」と同じように捜査や犯人の逮捕を行うため、仕事内容は似た部分が少なくありません。
仕事内容が近いため、混同しがちな「麻薬取締官」と「警察官」ですが、所属先が「厚生労働省」と「警察」という大きな違いがあります。
まとめ
「麻薬取締官」と「警察官」の違いについて見てきました。
2つの言葉が意味する職業には、所属先の違いがありました。
仕事と所属先の違いを知ることで、2つの言葉を混同せずに使い分けることができるようになりそうです。