各企業での働き方は職種や労働環境などによって変わってきます。
そのため、休みの取り方もそれぞれ違ってきます。
この記事では、「希望休」と「有給」の違いを分かりやすく説明していきます。
「希望休」とは?
「希望休」とは、シフト制で仕事をする場合、休みも交代で取ることになります。
この時、従業員の希望する日を休みにすることが出来る日のことを言います。
従業員の「希望休」をすべてシフトに当てはめようとすると、どうしても日にちが重なってしまい、うまく稼働しなくなってしまいます。
そのため、企業で1か月に取得できる「希望休」の日数の上限を決め、その範囲で取れるようにしています。
「希望休」を取る場合は、その明確な理由を職場に提出しなければいけないことも多いようです。
従業員が働きやすい職場環境を整えていくことは、モチベーション維持にも必要ですし、企業の業績にも関わってくるので、とても重要なことだと言えるでしょう。
「有給」とは?
「有給」とは、給料が支払われることを意味し、対義語は「無給」です。
また、「有給」は「有給休暇」の略語として使われることも多い言葉です。
他にも「有給休暇」の略として、「有休」と言うこともあります。
いずれにしても、休暇を取っても、給与が支払われることを言います。
「有給休暇」は法律によって義務化されており、その条件を満たしている場合は取得しなければいけません。
現在はフルタイム勤務でなくても、条件を満たしていれば、「有給休暇」が定められているので、取る必要があります。
「有給休暇」を取得する場合は、特に理由を明らかにする必要はありません。
例えば、「私用のため」という理由で、「有給休暇」を取得することができます。
「希望休」と「有給」の違い
「希望休」と「有給」の違いを、分かりやすく解説します。
「希望休」はシフト制の勤務で、希望する日を休みにしてもらうことです。
しかし、すべての希望を休みにすると、シフトが回らなくなってしまうので、月に取得できる日数の上限を決めています。
一方、「有給」は、給料が支払われることを意味しますが、「有給休暇」の略語として用いられることもあります。
「有給休暇」は法律で定められていて、その条件を満たせば、必ず取得しなければなりません。
まとめ
シフト制で仕事をしている職場では、決まった公休日が無い場合もあります。
そのため、交代で公休を取ることになりますが、シフトを組む人はあらかじめ、仕事がうまく回るように各従業員の休日を決めていきます。
この時、あらかじめ「希望休」の日を伝えておくことで、シフトの組み方を変えることができます。
「希望休」は公休日の数日を動かすことができますが、職場によってその上限が決まっています。
シフト制の職場では、固定の休みが決まっている仕事と違い、休みが取りにくいこともあり、その点が問題になっています。
特に正社員の場合はその傾向が大きいと言えるでしょう。
誰もが働きやすい職場環境にしていくためにも、特に「希望休」の問題点を改善していく必要があります。