「購読」と「講読」の違いとは?分かりやすく解釈

「購読」と「講読」の違いとは?ビジネス・就職・転職

この記事では、「購読」「講読」の違いを分かりやすく説明していきます。

「購読」とは?

「購読」とは?

購読とは、こうどくという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば明らかな事でしょうが、買い求めるやあがなうといった意味を持つ購の漢字に、よむという意味の読の漢字を組み合わせる事により成立した言葉となっています。

だからこそ購読は、新聞や雑誌等を購入して読む事を表すのです。

「購読」の使い方

購読は、書籍や雑誌等を買って読むという意味で使われている言葉となっています。

ただし最近では、メルマガ等の読み物を定期的に読むという意味で、定期購読という形で使われる事が多い言葉です。

しかも有料の物を購入して読むだけでなく、無料のものであっても定期的に読むものであればこの言葉が使用されていたりします。

とはいえ基本的には、お金を使って購入して定期的に読むといった意味合いを表す言葉として用いられているのです。

「講読」とは?

「講読」とは?

講読とは、こうどくという読み方をする言葉となっています。

文字で表現されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、述べる事や講じる事を意味している講の文字に、文とか本を読むといった意味を有する読の文字を加える事で誕生した言葉です。

そのため講読は、書物や文章を読んだ上で、その内容に関して講義を行う事を表します。

「講読」の使い方

講読は、テキストや書籍といった文章を読み、その内容について講義する事を意味する際に使用される言葉です。

ただ文を読むだけでなく、その内容を明かしたり解説したり、講義したり議論するといった事までを意味しています。

なのでこの講読という言葉自体は、学校等の学びの場やそれに関連した話題の時に登場する言葉となっているのです。

「購読」と「講読」の違い

「購読」と「講読」の違い

購読と講読の文字を見比べれば、最初の漢字が購と講という違いがある事を見付け出す事が出来ます。

ですがパッと見の字面がかなり似ている上に、どちらもこうどくという同じ読み方をする言葉同士です。

お陰で似通った印象から 、2つの言葉を混同してしまう人もいたりします。

もっとも最初の漢字の違いから表す意味合いも違っており、購読は書籍や雑誌等を買って読むという意味を持つ言葉です。

特に定期的に購入して読むものに対し、用いられている言葉となっています。

一方の講読は、書籍等の文章を読んだ上でその内容に関する解説を行ったり、講義を行う事を示す言葉です。

「購読」の例文

「購読」の例文

・『私はこの雑誌を、毎月定期購読しています』

「講読」の例文

「講読」の例文

・『本日は、枕草子を講読します』

まとめ

まとめ

2つの言葉は、文字表記の見た目がかなり似ている上に、こうどくという同じ読み方をする言葉の組み合わせとなっています。

ただし最初の文字が、購と講という違いがあるので表す意味合い自体は違っているのです。

ちなみに購読は、新聞や雑誌等を購入した上で読むという意味で用いる言葉となっています。

対する購読は、テキストや書籍等の文を読んだ上で、内容を講義したり明らかにするといった意味を持つ言葉です。