この記事では、「劇団四季」と「宝塚」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「劇団四季」とは?
「劇団四季」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「劇団四季」は、「げきだんしき」と読みます。
「劇団四季」は、「四季株式会社が制作企画、興行運営を行う劇団のこと」という意味があります。
日本の商業演劇を代表する劇団で、700名以上の俳優が所属しています。
年間に3500公演前後を行うとされ、約300万人の観客を動員しています。
ブロードウェイで上演された作品や、ディズニー映画などを舞台化した演劇を公演することで、日本にミュージカルを定着させた劇団のひとつとされています。
もともとは1953年に浅利慶太らを中心として結成された学生演劇集団から始まり、長い期間、ストレートプレイ中心の劇団でしたが、1970年代から、現在のミュージカル路線に転向し、大成功を収めています。
「宝塚」とは?
「宝塚」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「宝塚」は「たからづか」と読みます。
「宝塚」は、「宝塚歌劇団(たからづかかげきだん)」の略で、「兵庫県宝塚市に本拠地を置く、阪急阪神東宝グループが主催する、女性だけの劇団のこと」という意味があります。
「ヅカ」と略して呼ばれることもあります。
阪急電鉄の発展のために作られた歌劇団で、1914年に初公演を行いました。
「老若男女誰もが楽しめる国民劇」を目指し、芝居中心のミュージカルと、歌と踊りを中心としたレビューの2本立て公演が一般的です。
宝塚市の「宝塚大劇場」と、東京都千代田区有楽町の「東京宝塚劇場」を中心に公演していて、宝塚市内には、中劇場の「宝塚バウホール」もあります。
組制を採用していて、現在は「花」、「月」、「雪」、「星」、「宙」の5つの組と、いずれの組にも所属していない生徒が集まる「専科」があります。
「宝塚」に出演できるのは、「宝塚音楽学校」の卒業生だけであり、未婚女性に限るという決まりがあります。
また、卒業生であっても、退団後は舞台に上がることができません。
「劇団四季」と「宝塚」の違い
「劇団四季」と「宝塚」の違いを、分かりやすく解説します。
「劇団四季」は、「四季株式会社が制作企画、興行運営を行う劇団のこと」という意味があります。
一方「宝塚」は、「兵庫県宝塚市に本拠地を置く、阪急阪神東宝グループが主催する、女性だけの劇団のこと」という意味があります。
どちらも、日本を代表する劇団で、ミュージカルを中心としているという共通点があります。
ただし、「劇団四季」の母体は四季株式会社なのに対して、「宝塚」は阪急阪神東宝グループという違いがあります。
また「劇団四季」は、オーディションに合格すれば、男女が出演できますが、「宝塚」は、宝塚音楽学校の卒業生で、未婚女性しか出演できないという違いがあります。
まとめ
「劇団四季」と「宝塚」の違いについて見てきました。
2つの劇団の違いを知ることで、混同せずに済むのではないでしょうか。