この記事では、「値上がり」と「値上げ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「値上がり」とは?
「値上がり」とは、比較する時点と比べて値段が上がることの表現です。
「また野菜が値上がりした」と使えば、それ以前の比較時と比べて野菜の値段が上がったと言っており、「来月から値上がりすると聞いている」とした時には、現在と比べて来月には値段が上がることになります。
何かとこれが行われている世の中ですが、対義語に「値下がり」という言葉があり、こちらは逆に、比較時より値段が下がることです。
「豊作の為、お米が値下がりしているらしい」とすると、どんどんと値段が下がっていることが表現できます。
「値上げ」とは?
「値上げ」は、比較する時点より値段を上げることです。
「来年から少し値上げしようと思う」といったような使い方になり、今年よりその対象の値段を上げると言っています。
よって、値段を決めることができる人がそのように用いる場合と、「値上げすると聞いた」のように、そうなると知ったと使われる場合もあります。
その手の使い方では、先の「値上がり」と言い換えても意味は一緒です。
こちらの対義語は「値下げ」で、逆に値段を下げることの表現になります。
「値上がり」と「値上げ」の違い
「値上がり」と「値上げ」の違いを、分かりやすく解説します。
「値上がり」は、値段が上がると表現する為の言葉で、「値上げ」は、値段を上げると表現する場合、またはそのようだと使われる表現です。
後者の場合には、「値上がり」の方でも同じことが表現できます。
「値上げするらしい」は、「値上がりするらしい」としても同じ意味になります。
まとめ
「値上がり」と「値上げ」は、このような言葉です。
「値上げ」は、それを行う側がそうすると使えるところが一番の違いだと考えていいでしょう。
「値上がり」の方は、基本的に受け身として用いる表現で、そうなるみたいだなどと客観的に値段が上がることを表す為に用いられます。