「客員教授」と「教授」の違いとは?分かりやすく解釈

「客員教授」と「教授」の違いビジネス・就職・転職

大学で教鞭をとる先生を指す言葉として「客員教授」「教授」がありますがどのようなちがいがあるのでしょうか。

今回は、「客員教授」「教授」の違いについて解説します。

「客員教授」とは?

「客員教授」とは?

「客員教授」とは、「大学に非常勤で雇用されている教員職」を意味する言葉です。

「客員教授」「客員」とは「正式に雇用されているのではなく外部から招かれて職に就いている」ことを意味します。

大学で教鞭をとる人の中には大学と正規雇用契約を結び常勤で働く人と非常勤で働く人の2種類がいますが「客員教授」「非常勤で働く教授職」を指します。

「客員教授」は大学で講義授業を行いますが外部から招かれ一時的に雇われているだけで基本的な立場は外部の人間です。

有識者や有名人など大学当局がぜひ講義して欲しいと考えている人に対して依頼し承諾されると「客員教授」という立場で講義が行われます。

「客員教授」はあくまでも一時的に講義を行うだけなので大学の運営にはかかわりません。

試験監督など大学の雑務も行わないほか手がけるのは講義のみで基本的にゼミは開きません。

「客員教授」の使い方

・『大学に客員教授として招かれる』
・『客員教授の講義を聞く』
・『客員教授として講義を受け持ってから3年が経つ』
・『客員教授だからといって講義の質に違いはない』

「教授」とは?

「教授」とは?

「教授」とは、「大学に雇用され研究や指導を行う教員職」を指す言葉です。

「教授」とはいわゆる「大学の先生」を指します。

大学で先生として学生を指導する教員はいくつかの種類に湧かれますが最も上の立場に位置するのが「教授」です。

大学の先生や中学や航行とは違い学生の指導が本食ではありません。

「教授」の本来の仕事は学問であり研究室を構えて専門分野の研究を行い論文を執筆するのが「教授」の仕事です。

「教授」は大学に正規雇用され常勤の立場で働きます。

講義やゼミナールを開いて学生を指導したり研究活動や論文執筆といった活動を行うほか、大学を運営する一員として教授会に参加し議題について話しあったり試験監督など大学関連の雑務をこなすのも仕事の一部です。

「教授」の使い方

・『指導教授に研究について相談する』
・『教授の講義は分かりやすく人気が高い』
・『教授が集まって大学運営について話しあう集まりを教授会という』
・『教授になるには研究実績が必要だ』

「客員教授」と「教授」の違い

「客員教授」と「教授」の違い

「客員教授」「教授」の違いは「常勤か非常勤か」です。

「客員教授」は非常勤、「教授」は常勤という雇用形態や働き方によって区別されます。

「客員教授」は外部から招聘されている助っ人ですが「教授」は大学を構成する一員であり運営に深く関わるという違いもあります。

研究活動については大学によって扱いが異なります。

「客員教授」はコマ数を割り当てられ講義だけ行う事が多いのですが研究室を用意されて研究活動を行うこともあります。

「教授」は講義だけでなく研究活動も必須です。

まとめ

まとめ

「客員教授」「教授」では立場がまったく異なります。

講義の内容や実績などで区別されるものではないのでどちらか明確に区別する必要があるときは大学に問い合わせるなどして確認して下さい。