みなさんは「準キャリア」と「ノンキャリア」がどのような言葉なのかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「準キャリア」と「ノンキャリア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「準キャリア」とは?
「準キャリア」は「じゅんきゃりあ」という呼び方になります。
この「準キャリア」とは「日本の中央省庁の一部において、国家公務員採用I種試験に合格した者の中で、キャリアと呼ばれる幹部候補として採用された者以外で、これらの者に準じた処遇を受ける者の俗称のこと」を指しています。
また、「準キャリア」は「セミキャリア」と呼称されることもあるのです。
「ノンキャリア」とは?
「ノンキャリア」とは「 日本の国家公務員試験I種合格者以外の公務員の俗称のこと」を指しています。
言い換えると、「ノンキャリア」は「国家公務員採用一般職試験」を受験して採用された人のこと」を意味しています。
「準キャリア」と「ノンキャリア」の違い
では、ここで「準キャリア」と「ノンキャリア」違いを見て行くことにいたしましょう。
どのような違いがあるのでしょうか?「準キャリア」は「国家公務員採用I種試験に合格した者の中でキャリアと呼ばれる幹部候補として採用された者以外でこれらの者に準じた処遇を受ける者の俗称のこと」です。
キャリアに準じでいるために、ある程度の出世はできるものの、「キャリア」ほどは望ずくことができません。
「ノンキャリア」は身分は国家公務員であるものの、 日本の国家公務員試験I種合格者以外の公務員の俗称のこと」であり、「国家公務員採用一般職試験を受験して採用された人のこと」を意味しています。
「準キャリア」の例文
では、ここで「準キャリア」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的には以下のような文章での使い方が考えられます。
・『警察官では準キャリアの階級は巡査部長からスタートしますが、東京都小平にある関東管区警察学校で教養を受けることになります』
・『準キャリアは本人の能力に応じて最高で警視長まで昇格することができるとされていますが、警視長になると、小規模な県警本部長や警察庁の課長などの役職に就くことができるのです』
「ノンキャリア」の例文
では、引き続き「ノンキャリア」の例文を見て行くことにいたしましょう。
この言葉はどのような使い方があるでしょうか?
・『ノンキャリアは国家公務員第二種試験・第三種試験に合格して採用された職員のことですが、第一種試験・第二種試験は大学卒業程度を対象にしており、第三種試験は高卒程度を対象としています』
・『彼はノンキャリアの警察官ですが、警察庁に出向している人たちもいて、身分は国家公務員です。しかし、県警本部の課長級までの昇進することもできるのです』
まとめ
ここまで「準キャリア」と「ノンキャリア」がどのようなものか違いも交えて説明してきました。
国家公務員にも、色々な流れがあり、それによって出世が異なっていくことは日本独特の仕組みなのかもしれません。