何らかの理由でお金が返ってくると言う意味の言葉に、「返還金」や「返戻金」があります。
この記事では、「返還金」と「返戻金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「返還金」とは?
「返還金」の「返還」とは、入手したものや預かっていたものを元の持ち主に返すことを言います。
なので、「返還金」は入手、または預かっていたお金を元の持ち主に返すことを意味します。
「返還金」を使った例文をいくつかご紹介します。
『競馬の勝ち馬投票券を購入したが、その馬が出走取消となったため、返還金が返ってきた』、『加入している保険会社に、生命保険の控除を申請したら、返還金を返金してもらうことができた』、『ボートレースでフライングがあった舟券を買っていたので、返還金が戻ってきた』、『調べてもらったら、過払い金があったようで、返還金を受け取ることができました』、『競輪で車券を購入したが、該当する選手が欠場になってしまい、車券と同額の返還金が戻ってくることになった』「返還金」と関連した意味を持つ言葉としては、「還付金」、「返納金」、あるいは「割戻金」などが挙げられます。
「返戻金」とは?
「返戻金」の「返戻」とは、返すことや戻すことです。
なので、「返戻金」はお金を返すことや戻すことと言う意味になります。
「返戻金」を用いた例文をいくつか挙げてみます。
『生命保険を解約したので、保険会社から解約返戻金を受け取った』、『私は掛け捨て型の生命保険に加入しているので、解約しても解約返戻金は戻ってきませんでした』、『生命保険の解約返戻金を受けると、一時金所得扱いになり、金額によっては税金がかかります』、『保険の満期返戻金を受け取ったが、すでに使い道は決まっている』、『保険会社の返戻金の不払いが問題になったことがある』「返戻金」の類似語は、「キャシュバック」、「返金」、あるいは「払い戻し金」などがあります。
「返還金」と「返戻金」の違い
「返還金」と「返戻金」の違いを、分かりやすく解説します。
「返還金」とは、入手、または預かっていたお金を元の持ち主に返すことです。
一方、「返戻金」はお金を返すことや戻すことを表します。
「返戻金」は単にお金を返すことや戻すことを意味しているのに対し、「返還金」は一度手に入れたお金や預かっていたお金を返すと言う意味になるので、この点が異なっています。
まとめ
さまざまな理由で「返還金」や「返戻金」などとして、お金が戻ってくることがあります。
ですが、中にはそれに税金がかかってしまう場合があるので注意が必要です。
特に生命保険など一度に多額の金額が入ってくる場合は税金の対象となる可能性があります。
お金が返金される場合はあらかじめ税金などのことを調べておいた方が無難でしょう。
事前に調べて対策を取り、安心して戻ってくるお金を受け取るようにしたいものです。
また、「返還金」と「返戻金」などに関して不明な点があれば、専門家に相談すると良いでしょう。