「ジョイントベンチャー」と「業務提携」の違いとは?分かりやすく解釈

「ジョイントベンチャー」と「業務提携」の違いビジネス・就職・転職

みなさんは「ジョイントベンチャー」「業務提携」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「ジョイントベンチャー」「業務提携」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ジョイントベンチャー」とは?

「ジョイントベンチャー」とは?

「ジョイントベンチャー」は、「共同企業体」「joint venture」の頭文字を取って「JV」とも呼ばれています。

この「ジョイントベンチャー」は建設企業が1社単独で工事の受注や施工を行う普通の請負工事とは異なり、「複数の建設企業が1つの建設工事を受注・施工することを目的として形成された事業組織体のこと」を指しているのです。

言い換えると、「ジョイント・ベンチャー」とは「複数の企業が互いに出資して新しい会社を立ち上げて事業を行うこと」ということになります。

「業務提携」とは?

「業務提携」とは?

「業務提携」「ぎょうむていけい」という読み方をしています。

この「業務提携」とは「資本の移動を伴わない提携のこと」であり、「企業が共同で1つの事業を行うことで、お互いの持てる資金・技術力・マンパワーなどの経営資源を提供しつつ相乗効果を上げながら事業競争力の強化を目指す形態のこと」を意味しています。

「ジョイントベンチャー」と「業務提携」の違い

「ジョイントベンチャー」と「業務提携」の違い

では、ここで「ジョイントベンチャー」「業務提携」の違いを見ていくことにいたしましょう。

この2つの言葉にはどのような相違点があるのでしょう?「ジョイントベンチャー」とは「あるプロジェクトに関して合同で行うこと」を意味しています。

そのためにプロジェクトの期間は限定されておりその事業が完了すれば自然的に解消されるものです。

一方の「業務提携」「ある目的を達成するために業務を行うためにいくつかの企業が経営資源を結集しながら事業を行う形態」のためにその目的が達成されたり、中止されるまで「業務提携」は無期限に継続されていきます。

そのために有期か無期かという点が両者の違いとなってくるのです。

「ジョイントベンチャー」の例文

「ジョイントベンチャー」の例文

ここで「ジョイントベンチャー」の例文を見ていくことにしましょう。

・『 わが社はA社とジョイントベンチャーすることで、海外のプロジェクトに参加することにしたのだ』
・『来月の入札は地元企業とジョイントベンチャーするのが条件になっています』

「業務提携」の例文

「業務提携」の例文

続いて「業務提携」の例文を見ていきましょう。

具体的には以下のような使い方が挙げられます。

・『業務提携をしていた相手企業の技術力のおかげでとても良い製品を開発・リリースすることができた』
・『業務提携している間は他の企業との提携を模索することはなかなか難しいと思われる』

まとめ

まとめ

ここまで「ジョイントベンチャー」「業務提携」の意味や違いを説明してきました。

こららの言葉はビジネス業界ではよく使われる用語なのでしっかりと意味を理解して正しく使えるようにしておきましょう。