この記事では、「折衝業務」と「渉外業務」の違いを分かりやすく説明していきます。
「折衝業務」とは?
折衝業務とは、せっしょうぎょうむという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、交渉を行い駆け引きをするや敵による突撃を挫くといった意味の折衝の漢字に、職業や事業として継続して行う仕事という意味がある業務を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ折衝業務は、利害関係が一致しない相手との問題を解決すべく、仕事として駆け引きを行う事を表すのです。
「折衝業務」の使い方
折衝業務は、名前が示す様に業務として折衝を行う事を表す言葉として使われています。
利害が食い違っている相手に対し、その問題を上手く解決すべく交渉や駆け引きを繰り広げる事を表現する言葉です。
つまりビジネス上の交渉の調整役であり、交渉相手と折り合う合意点を探す役割を仕事として行う事を意味する言葉として使用されています。
「渉外業務」とは?
渉外業務とは、しょうがいぎょうむという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、外部と連絡したり交渉する事といった意味を持っている渉外の文字に、社会生活において反復したり継続して行う活動といった意味を有する業務の文字を加える事で完成した言葉となっています。
そのため渉外業務は、外部の企業や関係者と連絡を取ったり、交渉を行う仕事を示します。
「渉外業務」の使い方
渉外業務は文字通り、外部と連絡を取り合ったり、交渉を行う業務を表現する言葉として使用されているのです。
基本的に渉外業務は、営業業務に近い役割を担う事が多く、外部企業や関係者との交渉だけでなく、顧客の要望を聞いた上でそれに応えるといった役割も含まれていたりします。
この様に渉外業務は、外部企業や外国といった外側との連絡や交渉を行う役目を、業務として行う事を示すのです。
「折衝業務」と「渉外業務」の違い
折衝業務と渉外業務の文字表記を見比べれば、最初に折衝と渉外という漢字の違いに気付く事が出来ます。
ですがその後の文字は同じ業務という漢字が使われており、共に仕事の役割に関連した言葉として使用されている点がややこしい部分です。
ただし最初の2文字が違う事で、表す意味合いにも違いが生じています。
まず折衝業務は、折り合いが悪い相手との交渉や駆け引きを仕事として行うという意味の言葉として、使用されているのです。
一方の渉外業務は、外部企業や外部関係者との連絡や交渉を仕事として行うという意味に用いられています。
まとめ
2つの言葉はどちらも、業務という同じ言葉が使われており、文字通り仕事上の業務に関連した意味を持つ言葉同士です。
所が最初の2文字の漢字は違うため、持つ意味合いには相違点を見出す事が出来ます。
ちなみに折衝業務は、利害関係が不一致な相手との問題を解決すべく、駆け引きや交渉を行うといった業務を表現する言葉です。
対する渉外業務は、主に外部企業や外部の関係者と連絡を取ったり交渉を行う、といった事を業務とし実行する事を示す言葉となっています。