この記事では、「就任」と「昇格」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「就任」とは?
「就任」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「就任」は、「しょうにん」と読みます。
「就任」は、「ある任務、職務に就くこと」という意味があります。
何かの任務を任されたり、職務に就くとき、「就任する」などと言います。
例えば、ある会社から依頼されて、取り締まりの任務に就く場合があるかもしれません。
このような場合は、「ある会社から依頼があり、社外取締役に就任する」などという文章を作ることができます。
また、大きな会社には同期社員がたくさんいますが、中でも一番早く課長になったという人がいるかもしれません。
この場合は、「同期の中で、最も早く課長に就任した」などという文章にできます。
さらに、選挙によって新しい市長が決まった場合、市長の任務に就くことを記念して式典が行われるかもしれません。
この場合は、「市長の就任式を執り行う」などという文章を作ることができます。
「昇格」とは?
「昇格」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「昇格」は「しょうかく」と読みます。
「昇格」は、「格式や階級などが上がること。
また、上げること」という意味があります。
反対語は「降格(こうかく)」になります。
例えば、専務と常務が、会社で出世争いをしているかもしれません。
結果的に、専務が社長に格上げされる場合は、「争いの結果、専務が社長就任を果たす」などという文章を作ることができます。
また、Jリーグでは、J1、J2など、カテゴリー分けがされていて、成績によって、「昇格」、「降格」があります。
J2で優勝して、いよいよJ1のカテゴリーに格上げされる場合は、「J2で優勝を果たし、J1昇格を果たした」などという文章にできます。
「就任」と「昇格」の違い
「就任」と「昇格」の違いを、分かりやすく解説します。
「就任」は、「ある任務、職務に就くこと」という意味があります。
一方で、「昇格」は、「格式や階級などが上がること。
また、上げること」という意味があります。
例えば、「営業課長に就任する」という場合は、どうでしょうか。
平社員から「昇格」している場合もありますが、もともとこの人が、総務課長だった場合は、階級が上がるわけではなく、違う課の任務に就くだけです。
一方で、「営業課長に昇格する」という場合は、必ず格上げされている必要があり、もともとは係長や平社員だったと考えることができます。
このように、「就任」は「任務や職務に就くこと」を意味するのに対して、「昇格」は「格式や階級が上がること」を意味するという違いがあります。
まとめ
「就任」と「昇格」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。