「企画書」と「提案書」の違いとは?分かりやすく解釈

「企画書」と「提案書」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「企画書」「提案書」の違いを分かりやすく説明していきます。

「企画書」とは?

「企画書」とは?

企画書とは、きかくしょという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、ある事を行うためにけいかくを立てる事やくわだて等の意味の企画の文字に、文字をかく事やしょほうといった意味がある書の文字を付け足す事で成立した言葉となっています。

そのため企画書は、企画やアイデア等に関して纏めた書類や資料を表すのです。

「企画書」の使い方

企画書は、アイデアを資料として目に見える形にしたもの、を表す言葉として使われています。

例えば社内で新たなプロジェクトを立ち上げたり、新製品を開発したい時等に、企画書を作成する事で実現へと漕ぎ着けようとするのです。

なので企画書は、主に社内でアイデアを実行するためのプランとして、使われる事が多い書類となっています。

「提案書」とは?

「提案書」とは?

提案書とは、ていあんしょという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を目にすれば明らかな事ですが、意見や議案をていしゅつする事を意味する提案の漢字に、文章やかかれた文字といった意味を有する書の漢字を加える事で完成した言葉となっています。

だからこそ提案書は、商談や企画といった提案を行うために作成された書類や資料を示すのです。

「提案書」の使い方

提案書は、主に顧客の悩みや社内の問題に対処するアイデアを提示するための資料や書類を示す際に用いる言葉となっています。

ただし提案書は、悩みや問題解決等の取っ掛かりとなるものであり、具体的な実行プランまでは求められない事も多いです。

なので対処法等のアイデアを纏めただけの文章に対しても、この提案書という言葉が用いられていたりします。

「企画書」と「提案書」の違い

「企画書」と「提案書」の違い

企画書と提案書という文字表記を並べて見比べれば、直ぐに企画と提案という使用されている漢字の違いに気付く事が可能です。

ですが3文字目は同じ書であり、どちらもビジネスシーンで使用される事が多い言葉なので混同してしまう恐れはあります。

ただし企画書は、新商品の開発や新規プロジェクトを如何に進めて行き実現するかを、具体的なプランとして纏めた文章を表す言葉です。

一方の提案書は、社内の問題や顧客の課題等の問題提起を行いつつ、解決するための方向性を纏めた書類や文章を示す言葉となっています。

企画書が実行プランまで煮詰めるのに対し、提案書はまだ実用性ではないアイデアレベルを纏めた文章も含むのです。

まとめ

まとめ

2つの言葉は、最後に同じ書の文字が使われており、どちらも主にビジネスシーンで用いられる事が多い言葉同士となっています。

とはいえ最初の2文字が企画と提案という明確な文字の違いがあるため、表す意味合いにも相違点が生じているのです。

ちなみに企画書は、新規プロジェクト等を実現するために、実行可能なレベルまで練り込んだ文章や資料を表現する言葉となっています。

対する提案書は、顧客の課題や社内の問題等を提起しつつ、それらを解消するための方向性を纏めた文章を示す言葉です。