「割譲」と「割愛」の違いとは?分かりやすく解釈

「割譲」と「割愛」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「割譲」「割愛」の違いを分かりやすく説明していきます。

似た雰囲気を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「割譲」とは?

「割譲」とは?

「割譲」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「割譲」は、「かつじょう」と読みます。

「割譲」は、「所有物の一部を割いて、他に譲ること。

特に一国が、領土の一部を他国に譲り渡すこと」
という意味があります。

例えば、1842年に結ばれたイギリスと清による条約である「南京条約」において、香港島が清からイギリスに譲られています。

さらに、1860年の「北京条約」では、九龍半島の南端が譲られています。

その結果、1997年に中国に返還されるまで、香港はイギリス領となっていました。

このような状況は、「条約により、清からイギリスへ、香港が割譲された」と言い表すことができます。

同じように、日清戦争の結果、「下関条約」により、清から日本に台湾が譲られており、このような事態を「下関条約による、台湾割譲」などという文章にできます。

「割愛」とは?

「割愛」とは?

「割愛」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「割愛」「かつあい」と読みます。

「割愛」は、「惜しいと思うものを思い切って捨てたり、手放したりすること」という意味があります。

例えば、雑誌にインタビュー記事を掲載する時、面白い内容が続いていたが、紙面の都合上半分ほどしか載せられない場合は、「インタビュー記事の大半を、紙面の都合上、割愛した」などという文章にできます。

また、披露宴を盛り上げるための様々なアイデアが浮かんだが、予算の都合上、すべてを実行することができない場合、いくつかのアイデアを捨てることになります。

このような場面では、「披露宴におけるアイデアを、いくつか割愛することになった」などという文章を作ることができます。

さらに、会議の席で、自社製品についてのアンケート結果を発表するとき、いくつかの例を読み上げるものの、時間の都合上、すべてを紹介できない場合、「時間の都合上、ここでの発表は割愛させていただきます」などと「割愛」を使った表現をすることができます。

「割譲」と「割愛」の違い

「割譲」と「割愛」の違い

「割譲」「割愛」の違いを、分かりやすく解説します。

「割譲」は、「所有物の一部を割いて、他に譲ること。

特に一国が、領土の一部を他国に譲り渡すこと」
という意味があります。

一方で、「割愛」は、「惜しいと思うものを思い切って捨てたり、手放したりすること」という意味があります。

このように、「割譲」は、主に国土の一部を他国に譲り渡すことを意味するのに対して、「割愛」は惜しいものを捨てたり手放すことを意味するという、大きな意味の違いがあります。

まとめ

まとめ

「割譲」「割愛」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。