みなさんは「実人数」と「延べ人数」という表現がどのような意味を示しているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「実人数」と「延べ人数」の違いを分かりやすく説明していきます。
「実人数」とは?
「実人数」は「じつにんずう」という読み方になります。
この「実人数」とは「実際にそこにいて動いた人の数のこと」を意味しています。
「延べ人数」とは?
「延べ人数」は「のべにんずう」という読み方をします。
この「延べ人数」とは「ある1つの物事を成し遂げるときに動員した人数の合計」を指しています。
「実人数」と「延べ人数」の違い
では、ここで「実人数」と「延べ人数」の違いを見ていきましょう。
前述の通り「実人数」とは「実際にそこにいて動いた人数のこと」を指しており、一方の「延べ人数」は「ある1つの物事を成し遂げるときに動員した人数の合計」を意味しています。
具体的な例を挙げると、遊園地に行った人数が10人であった場合、この10人が「実人数」であり、10人が5回遊園地に繰り返し行った時に「延べ人数」が「50人」となるわけです。
特に「延べ人数」はビルなどを建設する時に使われています。
実際の作業員10人(実人数)が100日かけてビルを建てたなら「延べ人数」は10人×100日=1000人となります。
「実人数」の例文
では「実人数」の例文を見ていくことにしましょう。
グ他的には以下のようなものがあります。
・『あの製品は実人数がどの程度で企画できたのか調べてくれないか?我が社でもどの程度のスタッフが必要な把握したいんだ』
・『たくさんの人が来場したようなデータになったが、実人数はどの程度なんだ?』
「実人数」の例文を見ていると、見た目は多くに人が手間をかけていたり、来場しているように見えるおのですが、実際にどの程度の人数が影響しているのか、実態を把握する時に使われるような感じがします。
「延べ人数」の例文
次に「延べ人数」の例文を見ていきましょう。
以下のような文章が挙げられます。
・『このトンネルの建設には5年かかったが、延べ人数10万人になったんだ。かなり建設費用がかかっているね』
・『操作員の延べ人数は5000人にもなるんだ。それでも事件が解決できないんて』
「延べ人数」の例文では、物事を完成させたり成し遂げるために必要な人数のことを示していることがよく理解できるのではないでしょうか?
まとめ
ここまで「実人数」と「延べ人数」の意味や違いを見てきました。
これら2つの言葉は色々なシチュエーションで使われていますが、ビジネスの世界では重要なキーワードになることがあるかもしれません。
データ分析を重要視する場面では正確な人員数を把握したり、人件費のコスト計算のベースになったりと重要な場面で出てくる言葉の1つでしょう。
そのために言葉の意味を正しく理解して適切に使い分けできるように、しっかりとチェックしておいてください。