「円滑」と「円満」の違いとは?意味を詳しく解釈

「円滑」と「円満」の違い言葉・カタカナ語・言語

「円滑」という表現と「円満」という表現を知っているでしょうか。

これらの表現はどちらも似ていると感じるかもしれませんね。

それならば、「円滑」「円満」という表現はどのような意味を持ち、どのように違うのでしょうか。

ここではこの2つの表現について詳しく紹介していきます。

「円滑」の意味や使い方

「円滑」の意味や使い方

「円滑」というのは「物事がさっさと運ぶことやその状態」という意味です。

「物事が滞らずに運ぶ」という意味であり、例えば「運動会が円滑に運営できました」のように使えますね。

日常的にも多く使える表現だと言えるでしょう。

物事のみならず、人間関係や事柄が問題なく進む時に使われる表現であり、例えば、「円滑化しましょう」などと使うことも可能です。

ビジネスにおいては物事を「円滑」にすることが求められていると言えるでしょう。

「円満」の意味や使い方

「円満」の意味や使い方

「円満」というのは「完全に満ち足りている事」「すべて備わっている事」という意味になります。

「物事の様子や人柄などが、調和がとれていて穏やかな様子」という意味も持ち合わせており、例えば「夫婦円満」という表現はよく使われますよね。

「円滑」と「円満」の違い

「円滑」と「円満」の違い

「円滑」というのは「滞りない様子」という意味になります。

例えば、最近は相続問題で揉める人が多いと言われていますが、「円滑に相続する」というのは手続き等に滞りがないように、書類の不備などというトラブルが起こらないように相続の手続きをするという意味になります。

それに対して「円満に相続する」と言えば、相続人や被相続人の気持ちを重視し、争いがないように手続きをする、という意味になります。

相続においては「円満さ」が求められると考えられていますが、手続きに則って問題なく相続をする「円滑さ」も大切だと考えている人も多いのではないでしょうか。

「円滑」を使った例文と意味を解釈

「円滑」を使った例文と意味を解釈

「運動会が円滑に運営でき、嬉しく思っています」

運動会が「円滑」に運営できたという事は、運動会においてトラブルが生じなかったということです。

それぞれの教師が自分の役割をしっかり理解しており、準備できていなかった、何かが足りなかった、というトラブルが生じず、すべての人が自分の役割を果たした、ということになります。

備品が足りなくなったなどということがなく、時間通りに運動会を進行してきちんと問題なく終えられた、という時に「円滑」という表現が使えます。

「円満」を使った例文と意味を解釈

「円満」を使った例文と意味を解釈

「夫婦円満の秘訣はなんといってもきちんと話し合うことです」

「夫婦円満」に関心を持つ人は多いのではないでしょうか。

どんな夫婦も喧嘩をするものですよね。

「夫婦円満」に問題を解決するためにはきちんと話し合うことが何よりも大切です。

たとえ意見の食い違いがあっても、きちんと話し合えば問題は解決できるものです。

まとめ

まとめ

「円滑」「円満」は意味が異なります。

それぞれの意味と違いをしっかりと理解しておきましょう。