人は常に学ぶ姿勢を持ち続けなければなりません。
勉強することは、学校だけでなく社会人になっても学ぶ必要性がありますし、その機会もたくさんあります。
そこで今回は、学ぶことについて、関連した言葉である「研修」と「教育」という言葉について触れてみたいと思います。
「研修」の意味や使い方
社会人になると、色々な「研修」を受ける機会がありますが、この言葉には「知識や技能などを修得すること」という意味があります。
企業で実施されている「研修」は、社会人としての考え方や仕事に必要な知識の学びの場と言えます。
「新人研修」、「昇格研修」、「スキル研修」などの使い方があります。
「教育」の意味や使い方
学ぶことでは、「教育」という言葉も欠かすことができませんが、「教えて知能をつけること」、「人の心身両面、またはある技能について、その才能を伸ばすために教えること」という意味があります。
「義務教育」や「高等教育」などの使い方があります。
「研修」と「教育」の違い
「研修」には「仕事上で必要な知識・技能を高めるために、一定期間勉強や実習を受けること」という意味になります。
これに対して、「教育」は、「人を望ましい姿に変化させるために、身心両面に渡り意図的・計画的に働きかける」という解釈になります。
そのことから、「研修」は、受講生が「自ら学ぶ」ことを指しており、「教育」は、教える側が受講生に「働きかける」ことになります。
「研修」を使った例文と意味を解釈
研修を使った例文を挙げてみると「この研修では、講師の話を聞く受け身的な内容だけでなく、実際に作業するものも用意されています」というような使い方ができます。
研修では単なる知識習得だけでなく、自分が悩んでいた問題の解決策を見つけることもできるので、より実務に直結した学習が可能です。
「教育」を使った例文と意味を解釈
「大学では、教育施設として、最新の映像機器やIT設備を充実させている」
この数年、大学では講師や教授の講義を受ける受け身的な教育から、IT機器を使いながら、学生同士の討論などで知識を深めるスタイルも増えてきています。
「教育」というと、小学生から中学生までの「義務教育」や高校以降の「高等教育」がありますが、これらの過程においても、一方的に授業を受けるのではなく、「自らが考える」という方法が重視されるようになりました。
まとめ
「研修」と「教育」の2つの言葉について見てきました。
これらの言葉には、各々違いはあるものの、それぞれ重要な意味をなしていることは言うまでもありません。
子供のことから必要な「義務教育」、「高等教育」を経て、社会人になると、職務上必要な知識やノウハウを「研修」で学ぶということで、人格形成やスキルアップにつながっていくのです。
しかし、学ぶことはこれ以外にもたくさんあり、自らが学ぶ場を探したり、作ったりする機会も数多く用意されていますので、その中から自分の必要なことを探してみるのもいいでしょう。