この記事では、ポルシェのエントリーモデルに分類されるオープンカー「ボクスター」とクーペ「ケイマン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ボクスター」とは?
ポルシェの車種の中では最低価格帯のオープンカーで現行モデルは4代目モデルとなり、718ボクスターという名称になっています。
電動ソフトトップを採用しているタイプがボクスターで、手動式の開閉ソフトトップを採用し、4. 0リッター水平対向6気筒エンジンを搭載するなどより性能強化を図ったものはスパイダーという名称で販売されていますが、外見的にはボクスターと大きく変化はありません。
現行ボクスターは水平対向4気筒ターボで2. 0リッターと2. 5リッターの排気量が設定されています。
変速機は6速MTかツインクラッチタイプのDCT系のポルシェ独自の変速機7速PDK(ポルシェ・ドッペル・クップルング)も選択可能です。
ボクスターは歴史的には1996年から発売を開始しており、2004年に二代目へバトンタッチ、2012年から2016年まで三代目が製造され、四代目が現行モデルにあたります。
「ケイマン」とは?
ポルシェのエントリークラスのクーペスタイルスポーツカーで、同クラスのオープンカーはボクスターという立ち位置になっており、ケイマンという名称でオープンカーは存在しません。
現行モデルは四代目にあたり、ルーフ周りは当然ボクスターと異なりますが、4つの光を放つように見えるタイプのLEDヘッドライトなど、昨今のポルシェのデザインを取り入れており、ボクスターとデザイン的な共通度が非常に多くなっています。
エンジンは718ケイマンGT4が4. 0リッター水平対向6気筒エンジンを搭載しており、シリーズ最強となります。
水平対向4気筒ターボで2. 0リッターと2. 5リッターの排気量が設定がある点はボクスターと共通となっています。
「ボクスター」と「ケイマン」の違い
「ボクスター」と「ケイマン」の違いを、分かりやすく解説します。
ボクスターは厳密に言えばオープントップが電動式であるポルシェのエントリークラスのオープンカー、ボクスターの高性能タイプで手動式オープントップとなっているものがスパイダーとなっています。
ケイマンはボクスターとフロントデザインやリアデザインなどの多くを共通するクーペモデルとなっており、ボクスター同様二人乗りとなっています。
エンジンバリエーションはボクスターとスパイダーの組み合わせとケイマンのシリーズで同等となっています。
変速機も同等です。
現行モデルはケイマンの上位車種がボクスター、それ以前はボクスターがエンジン排気量の小さなものを用意しており、立ち位置が逆となっていました。
まとめ
現行モデルのボクスターとケイマンは極端なデザインの違いを目指している二台ではなく、オープンカーとクーペという違いで判別することが出来ます。
過去モデルではボクスターの方がエンジン排気量が小さいものを用意していることが特徴でした。