この記事では、フェラーリによる2+2のカブリオレスポーツカー「フェラーリカリフォルニア」とそのマイナーチェンジバージョン「カリフォルニア30」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フェラーリカリフォルニア」とは?
フェラーリによる2+2のメタルトップによるカブリオレで、4人乗車によるオープンドライブが可能となっており、オープン状態からボタン操作で10秒程度の動作によってクーペスタイルにすることも可能です。
4297ccのNAのV8エンジンを搭載しており、460馬力を発生します。
変速機は7速DCTまたは6速MTとなっています。
2+2のシート配置であることもあり、FRレイアウトを採用しています。
マイナーチェンジによってカリフォルニア30、カリフォルニアTへと進化しており、カリフォルニアシリーズとしては2008年から2017年まで製造されていました。
2+2の後継モデルはポルトフィーノとなっています。
「カリフォルニア30」とは?
フェラーリカリフォルニアをベースにマイナーチェンジを行ったモデルで、ベースモデルより1630kgへと30kgの軽量化と490馬力へ30馬力の向上が果たされており、そこから30の名がつけられています。
最高速度や加速力も向上しています。
外見的にはラジエーターグリルとフロントフェンダーのエアアウトレットがサテン仕上げになったこと以外には大きな変更点はありません。
なお、マイナーチェンジモデルであるため、カリフォルニアとカリフォルニア30が同時期に購入できたわけではなく、2012年の製造分からはカリフォルニア30となっていました。
カリフォルニア30は2012年から2014年まで製造され、ターボエンジンに強化され、560馬力を発生するカリフォルニアTへと変更されています。
「フェラーリカリフォルニア」と「カリフォルニア30」の違い
「フェラーリカリフォルニア」と「カリフォルニア30」の違いを、分かりやすく解説します。
フェラーリカリフォルニアは2+2のシート配置で4人乗車が可能なFRレイアウトのカブリオレで、電動格納式のハードトップを採用しています。
カリフォルニア30はその中期型にあたるモデルで、カリフォルニアをベースに30kg軽量化、30馬力の強化、フロント剛性の強化などを行ったマイナーチェンジモデルで、2012年から2014年まで生産されたカリフォルニアはすべてカリフォルニア30となっています。
2008年から2012年までのモデルがカリフォルニアとなっています。
デザイン的にはほぼ共通で、テールランプが丸形二灯式になっていることも特徴です。
まとめ
「フェラーリカリフォルニア」と「カリフォルニア30」はほぼ同一の外見を持つフェラーリで、カリフォルニアが初期型、カリフォルニア30が中期型、カリフォルニアTが後期型にあたります。
車体重量や出力は変化していますが格納式ハードトップを持つ2+2のシート配置であるという基本はすべて同じです。