この記事では、「寡黙」と「無口」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「寡黙」とは?
「寡黙」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「寡黙」は「かもく」と読みます。
「寡黙」は、「口数が少ないこと。
その様子」という意味があります。
基本的に、口数が少ない人を見たとき、「寡黙」という言葉を使ってみましょう。
例えば、長い間友だちとして付き合っているが、口数が少ないと感じられる人がいる場合は、「寡黙な性格の友達」と言い表すことができるのではないでしょうか。
また、おとなしそうで、口数が少なそうに見える人がいて、一緒にお酒を飲んだ時、アルコールが回ったとたんに饒舌になる人がいます。
このような人は、「寡黙な人だが、お酒を飲むと、一転して饒舌になる」などと言い表すことができます。
さらに、口数が少なそうに見える人と、話をしてみたらおしゃべりだったという場合もあります。
この場合は、「寡黙なイメージだが、実はおしゃべりな人」などと言うことができます。
「無口」とは?
「無口」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「無口」は「むくち」と読みます。
「無口」は「口数の少ないこと。
おしゃべりでないこと」という意味があります。
一緒にいて、ほとんど自分から話さない人は、「無口」と呼ばれます。
初対面の人が、ほとんど自分のことを話さずにいる場合、「無口な人」と言われるでしょう。
また、男性同士が食事をすると、なぜか口数が少なくなる傾向があります。
このような様子は、「なぜだか男性同士が食事をすると、無口になる」などという文章を作ることができます。
さらに、普段はとても口数が少ない人が、ある異性と出会った瞬間、おしゃべりをし始めるような場合、「普段は無口なのに、突然おしゃべりを始めた」などと驚かれるかもしれません。
このように、おしゃべりでない人のことを「無口」と言います。
「寡黙」と「無口」の違い
「寡黙」と「無口」の違いを、分かりやすく解説します。
「寡黙」は、「口数が少ないこと。
その様子」という意味があります。
一方で、「無口」は「口数の少ないこと。
おしゃべりでないこと」という意味があります。
どちらも、口数が少ない人のことを示唆します。
ただし、2つの言葉には、口数が少ない理由に違いがあります。
「寡黙な人」は、常に思案していて、周囲の様子を観察していたいという理由で、口数が少なくなっています。
一方で「無口な人」は、必要以上に話すことを良くないと考えているタイプの人を指します。
このように、思慮深いために言葉を発さない人を「寡黙」と呼び、必要以上のことを話したくない人を「無口」と呼ぶという意味があります。
まとめ
「寡黙」と「無口」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、言葉数が少ない理由に違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。