「改正」と「改定」の違いとは?分かりやすく解釈

「改正」と「改定」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、改め変えること「改正」と改めて決め直すことの「改定」の違いを分かりやすく説明していきます。

「改正」とは?

「改正」とは?

改め変えること、不適当なところや不備な点を改めること言う意味で、ダイヤ改正という言葉は減便というケースも見られ、利用者にとっての不適当なところが直るケースばかりではないため、改め変えることという意味合いが強いと言えるでしょう。

「ダイヤ改正」「法律改正」「規則改正」という言葉でほとんどの用途になっているということすら出来ます。

なお、法律において、法令全体に対してその全て、または一部を変えることを「改正」、それぞれの条文を変えるときには「改める」と言うようになっています。

変化させる項目が多いケースでは大改正という使い方も可能です。

なお、制度や法律、規約や時刻表などが改正の対象で、自動車などは改正という言葉は使わず、改良という言葉になっています。

「改定」とは?

「改定」とは?

制度、規則、ルール、価格など、以前のものを改めて新しく定めること、改めて決め直すことという意味があります。

価格は上がるケースが多く利用者にとって嬉しいこと、正しいことという方向性ではないためか、改定という言葉を使うケースが多くなっています。

ただし慣例的なものもあり、件数的には明らかに少ない値下げに関しても改定という言葉を使います。

プライバシーポリシー改定という使い方も比較的見られるものと言え、以前のものを残しつつ新しくするという方向性になっていることが多くなっており、過去からある条文には変化がなく、新規の条文を追加という場合もあります。

大改訂という言葉は大きな変化という意味で使っているケースが僅かではあります。

また、ルール改定という言葉も改定という言葉では見られますが、こちらはルールの不備の見直しなどがあり、改正に近い意味合いとも取れます。

「改正」と「改定」の違い

「改正」と「改定」の違い

「改正」「改定」の違いを、分かりやすく解説します。

改正と改定は規約やルール、ダイヤなどの決まり事を改めて変えることに使う言葉で利用者が便利にならないことがあろうが鉄道のダイヤが変化する場合「ダイヤ改正」という言葉が大半を占めています。

ただし「ダイヤ改定」という使い方をする交通機関もあり、ある程度同じ使い方が出来る言葉と言えます。

ただし、値段は改定するものであって改正するものではないというのが通常で、「ダイヤ改正」「運賃改定」のお知らせという一つの文章での使い方もあります。

法律は改正という言葉が一般的に使われています。

まとめ

まとめ

「改正」「改定」は意味合いが非常に近い言葉で、体積のある概念の変化には基本的には使われません。

値段には改定、法律には改正というように用途によって使い分けをしている部分があります。

ただし個人が会話で使用する分にはどちらでもある程度伝わり、厳密な違いがあるという言葉とは言えないでしょう。

ただし、会社や法律などの文章に関しては以前使われていた言葉の慣例に従う必要があります。