「交錯」と「交差」の違いとは?分かりやすく解釈

「交錯」と「交差」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「交錯」「交差」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「交錯」とは?

「交錯」とは?

「交錯」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「交錯」「こうさく」と読みます。

「交錯」「いくつかのものが入り混じること」という意味があります。

例えば、夢を見ている途中で目が覚めたとき、夢なのか、現実なのか分からなくなるかもしれません。

このような時、「夢と現実が交錯する」などと言うことができます。

また、交差点では、様々な人が中央部分で入り混じり、目的の方向に歩いていきます。

このような場面を、「交差点では、様々な方向に向かう人が交錯する」などという文章を作ることができます。

さらに、現代を舞台にした小説がある時、時々、過去の主人公たちの様子が描かれている場面が登場する場合、「現代と過去が交錯する小説を読む」などと言い表すことができます。

他にも、ジェットコースターに乗るときは、楽しい気持ち、怖い気持ちなどが入り混じるため、「ジェットコースターに乗ると、様々な感情が交錯する」などという文章にできます。

「交差」とは?

「交差」とは?

「交差」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「交差」「こうさ」と読みます。

「交差」「2本以上の線状のものが、ある1点で交わったり、互い違いになること」という意味があります。

例えば、南北に走る道路と、東西に走る道路が、ある1点で交わる場所を「交差点」と呼びます。

また、RPGをしていて、ダンジョンに入っていると、いくつもの、通路が重なり合う場所があります。

どこで曲がればいいか分からないような場合、「ダンジョンには交差する通路だらけで、どこを曲がれば正解か分からない」などという文章にできます。

また腕も、線状のものと言うことができ、腕を大きく頭上で振る場合、手と手が交わります。

そのため、「両手を頭上で交差させながら、さよならを言う」などという文章にできます。

他にも、「AさんとBさんの視線が交差する」とか、「交差する階段を上っていく」などという文章を作ることができます。

「交錯」と「交差」の違い

「交錯」と「交差」の違い

「交錯」「交差」の違いを、分かりやすく解説します。

「交錯」「いくつかのものが入り混じること」という意味があります。

一方で、「交差」「2本以上の線状のものが、ある1点で交わったり、互い違いになること」という意味があります。

このように「交錯」は、いくつものものが入り混じった時に使う言葉になりますが、「交差」は、線状のものが1点で交わるという厳密な決まりがあります。

そのため、どこで交わるか決まりがなく、交わる点がいくつもある可能性がある「交錯」とは、大きな違いがあることが分かります。

まとめ

まとめ

「交錯」「交差」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、大きな違いがありました。

2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。