みなさんは「光栄」と「栄光」という言葉の意味をご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「光栄」と「栄光」の違いを分かりやすく説明していきます。
「光栄」とは?
「光栄」は「こうえい」という読み方をします。
この「光栄」とは、「輝くばかりの身のほまれ」「人に認められて名誉に思うこと」。
あるいは「業績や行動を褒められたり、重要な役目を任されたりして名誉に感じること」や「そのようなさま」といった意味を持つ言葉です。
「栄光」とは?
「栄光」は「えいこう」という読み方になります。
この「栄光」とは「幸いを表わす光」「輝かしい誉れ」、もしくは「大きな名誉」などの意味を持っている言葉です。
「光栄」と「栄光」の違い
では、ここで「光栄」と「栄光」の意味の違いを見ていくことにしましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?前述の通り「光栄」は「自分の行いや成し遂げたこと、成績が他に賞賛されたり普通の人が担うことができない難しい任務や重要な役割などを任されたりしたことに対して名誉に感じること」を指しています。
一方の「栄光」は「輝かしい名誉」や「大きなほまれのこと」を指しています。
このようなことから「光栄」と「栄光」は一部解釈が重複している点があるのですが、そのような場合は2つの言葉を置き換えて使うことができます。
しかし、「栄光」は「輝かしいことを強調した言葉」であり 「光栄」は「輝かしい誉れ」ということから名誉をへりくだって使うことが多い言葉となります。
その結果、「光栄」「光栄の至り」といったような使い方が見られるのです。
「光栄」の例文
では、ここで「光栄」の例文を見ていきましょう。
具体期には以下のような例文が見られます。
・『今回、このような賞を頂き光栄の至りです。今後もより一層努力してまいる所存なので、ご支援のほどよろしくお願いいたします』
・『この度、お声をかけて頂き大変光栄に思っております。若輩ものですが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします』
上記の例文を見ていくと、名誉を頂き自らをへりくだっていることが分かります。
「栄光」の例文
次に「栄光」の例文を挙げてみましょう。
具体的には次のような文章が考えられます。
・『今回の決断は栄光ある決断と言ってもいいだろう。我が国の国民が頑張ってきた結果だと自負している』
・『栄光に向かって突き進むだけだ。これまでどれだけ必死に頑張ってきたか。絶対に優勝するぞ』
「栄光」の例文を見ていくと、自ら踏ん張って勝利に向かって進んでいる印象を覚えます。
まとめ
ここまで「光栄」と「栄光」の意味や違いを説明してきました。
この2つの言葉は「光」と「栄」の2つの言葉が組み合わさった言葉ですが、順番が違うことで意味合いや使い方が若干異なってきます。
非常に似通った言葉なので、正しく使い分けることができるように、これを機にしっかりとチェックして覚えておきましょう。
