「述べる」と「説明する」の違いをご存知でしょうか。
ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「述べる」の意味や使い方
「述べる」とは、何かを言い表すことです。
順をおって言葉で説明する、言う、書き記すといったことは「述べる」ということになります。
簡単に言い換えれば「述べる」とは「言う」です。
内容に関して正しい、間違っているという意味は含みませんので「好き勝手に述べる」「自分の言いたいことを述べるのは結構だが、聞く気はない」という使い方もできます。
「説明する」の意味や使い方
「説明する」とは、相手によく理解できるように言うこと、教えることを言います。
「使い方を説明するのでちゃんと聞いてください」「彼には説明する責任があるのではないか」などと使います。
「述べる」と「説明する」の違い
「述べる」と「説明する」、それぞれの言葉の意味、使い方を説明しました。
似ている言葉ですが、意味は違いますので使い分けを正しくするようにしてください。
まず「述べる」ですがこれは、言い表すという意味になります。
口で言う、文章で記すとどちらでもいいのですが、その内容が正しいのか間違っているのかという意味までは含みません。
ですから「でたらめを述べる」ということもあるわけです。
一方の「説明する」ですが、こちらはよくわかるように言うこと、教えることという意味になります。
相手に理解してもらうように言う時は「説明する」という言葉が当てはまるのです。
「述べる」を使った例文と意味を解釈
「述べる」を使った例文とその意味を見ていきます。
「述べる」の例文1
「ここでは、みんな自由に思ったことを述べることができる」
「述べる」は、言うという意味になります。
例文は思ったことを言うことができると言い表しているのです。
「述べる」の例文2
「今から私の意見を述べるが、みんなの意見も聞かせて欲しい」
「述べる」とは言い表す、順をおって話すという意味になります。
例文は今から、私の意見を話すので、みんなの意見も話して欲しいと言っているのです。
「説明する」を使った例文と意味を解釈
「説明する」を使った例文とその意味を見ていきます。
「説明する」の例文1
「みんなに説明するが、わかってもらえなかった」
「説明する」とは物事をわかりやすく伝えること、教えることを言います。
例文はわかりやすく話したが、わかってもらえなかったと言っているのです。
「説明する」の例文2
「君には説明する必要があるので電話したのだ」
「説明」とは、わかりやすく言う、説き、教えるという意味になります。
何か事情を伝えたい時には例文のように「説明する必要がある」という言い方をします。
言っておかねばならないことであり、大事だというニュアンスが伝わります。
まとめ
いかがでしたか。
「述べる」と「説明する」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。
