この記事では、「就職活動」と「転職活動」の違いを分かりやすく説明していきます。
「就職活動」とは?
「就職活動」とはそれまで働いていなかった人が、働き口を求めて職探しをすることです。
働いていなかった人と言ってもアルバイトの経験はある人の職探しも含まれます。
またこれまで無職の人が初めて職探しをすることも「就職活動」ですが、単純に「就職活動」とだけ言う場合、特に学校を卒業する人が、卒業したあとの仕事を探す、新卒者の職探しを指すことがほとんどです。
そのため多くの企業では、「就職活動」の場合面接などが何月に行われたものであっても、働き始めるのは来年度の4月1日からと認識し、その前提で雇用契約を結びます。
言葉の意味としては社会人経験のない人の職探しを指しますが、実用としては新卒市場での職探しが「就職活動」です。
「転職活動」とは?
「転職活動」は社会人として働いていた経験がある人が、それまでの職場や所属していた企業から離れて別の仕事を探す形の職探しを指します。
会社員として働き続けながら次の職を探すことも、一度会社を辞めてから次の働き口を探す場合のどちらでも「転職活動」です。
「転職活動」は中途採用を目指すものになるので、いつから働き始めるか、いつから社員として扱われるかが決まっていません。
内定が決まってから数週間程度ですぐ働き始める事もありますし、今働いている職場を辞める予定に合わせて、辞めた翌日から転職先で働くこともあります。
また新卒なら新卒募集の求人を探せばいいですが、「転職活動」の場合職探しをしている人の年齢や経験が千差万別です。
なので「転職活動」をするなら、求人で募集されている条件に自分が当てはまっているかを考えて、職探しをする必要があります。
「就職活動」と「転職活動」の違い
「就職活動」と「転職活動」の違いを、分かりやすく解説します。
「就職活動」は社会人として働いたことがない人、特に学校を卒業する新卒者が卒業した後の働き口を探す活動で、「転職活動」はすでに働いた経験がある人が新しい働き口を探す活動です。
そのため「就職活動」は何月に採用が決まっても正式に雇用されるのは来年度の4月からですが、「転職活動」の場合はお互いスケジュールのすり合わせが終われば、いつからでも正式雇用されます。
また「就職活動」の場合はその人がどんな仕事に適性があるかわからないので、具体的にどんな仕事をするか、どの部門に配属されるか決まるのは、採用された後です。
しかし「転職活動」の場合人手が足りない仕事をする人を募集している所に応募することになるので、最初からどのような仕事をするのかが決まっています。
まとめ
「就職活動」と「転職活動」の違いは、言葉としては就職するのが初めてかどうかだけです。
ですがそれによって働き始める時期やアピールするべきポイント、必要な対策などが大きく変わるので、区別はしっかりとつけるべきでしょう。