この記事では、「収録」と「撮影」の違いを分かりやすく説明していきます。
「収録」とは?
収録は、しゅうろくという読み方をする言葉です。
文字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、とり入れるやおさめるといった意味の収の文字に、書き記すやうつしとって保存する等の意味がある録の文字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
そのため収録は、記事や作品を新聞や雑誌等に取り入れて載せる事や、録画や録音する事を意味する言葉です。
「収録」の使い方
収録は、主にテレビやラジオといった番組を作る事を意味する言葉として使われる事が多くなっています。
その様な際は、番組収録といった表現で出演者達がこの言葉を使用していたりするのです。
他にも書籍等に記事や作品を載せるという意味でも、この収録という言葉が使われていたりするのです。
「撮影」とは?
撮影は、さつえいという読み方をすべき言葉となっています。
漢字で表記されれたこの言葉を見れば分かる事ですが、写真をとるとかつまむといった意味を持っている撮の漢字に、写真に写された像や物の姿、かげ等の意味を有する影の漢字を加える事により成立した言葉です。
だからこそ撮影は、映画や写真を撮るという意味を示します。
「撮影」の使い方
撮影は、映画やドラマといった作品を撮る際に用いる事が多い言葉となっています。
良く見られる表現は、映画撮影やドラマ撮影、写真撮影等であり、映像作品を作ったり写真を撮るという意味を表す際に、使われているのです。
他にも映画やドラマを撮っている場所に対しては、この言葉を使って、撮影現場という言葉が用いられる事も少なくありません。
「収録」と「撮影」の違い
収録と撮影は文字表記を並べれば、使用されている文字も読み方も全然違っている言葉同士だと気付くはずです。
ですが持つ意味合いは似通った部分があるため、いざ使い訳を意識するとどちらの言葉を使用すべきかで、迷ってしまう人もいます。
ただし収録は、テレビやラジオ等の番組を作ったり、書籍や雑誌に記事や作品を載せる事を表現する言葉です。
一方の撮影は、映画やドラマ、写真を撮る事を示す言葉として用いられています。
「収録」の例文
・『収録が長引いたせいで、次の番組の収録に間に合いそうにありません』
・『これは先週発売された全集に収録されている作品です』
「撮影」の例文
・『ここがあの大ヒット映画の撮影現場となった場所です』
・『朝から撮影していますが、全然良い写真が撮れません』
まとめ
2つの言葉は、使われている文字にも読み方にも特に似ている所は見られません。
ですがそれぞれが持つ意味合いには、少し似ている部分が見られるので意味の違いをきちんと把握しておく必要があります。
まず収録ですが、ラジオやテレビといった番組を作る事や、書籍や新聞に作品や記事を載せる事を表す言葉です。
対する撮影は、映画やドラマを撮ったり、写真を撮るという意味を表現する言葉として使用されています。
