「芳香剤」と「消臭剤」の違いとは?分かりやすく解釈

「芳香剤」と「消臭剤」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「芳香剤」【ほうこうざい】と「消臭剤」【しょうしゅうざい】の違いを分かりやすく説明していきます。

「芳香剤」とは?

「芳香剤」とは?

「芳香剤」とは、不快な臭いを消すだけではなく、その後に気分を爽やかにする香りが残ります。

トイレの「芳香剤」は室内の臭いを香りで包み込むことで不快な臭いを緩和する商品で、室内にほどよく香りがひとりでに天井や壁、床まで万遍なく香りが漂って、すっきりした気分でまた用が足せるようにする効果が高いものを指します。

トイレにふさわしく、レモンやグレープフルーツなどの爽やかな柑橘系、ミントやソープなどが人気です。

最近はまるで花を生けているような素敵な場所にしたい人向けの薔薇や百合など花の香りの「芳香剤」も登場しています。

「消臭剤」とは?

「消臭剤」とは?

「消臭剤」とは、化学的なものや生物的作用で室内の嫌な臭いを除去する商品を指します。

不快な臭いを消すことに特化していますので、トイレであれば糞尿の臭いを消し、室内であればタバコやペット、汗の臭いなどその不快な臭いを消す効果が高い商品となります。

臭いの原因となる菌へ作用し、それ以上臭いが酷くならないように防ぐ効果があったり、人体から出る汗臭も解消して改善する働きもあります。

中には菌を99. 9%も除菌できる「消臭剤」もあり、衛生的に保つことが求められる外食産業や医療現場などで選ばれています。

最近は瞬時に不快な臭いに直接作用して消すスプレータイプも増えています。

「芳香剤」と「消臭剤」の違い

「芳香剤」と「消臭剤」の違い

「芳香剤」「消臭剤」の違いを、分かりやすく解説していきます。

棚に置いておけばひとりでに香りが室内に飛び、鼻につく臭いに作用して解消するのが「芳香剤」であり、臭いを消す成分が入っているためしっかり不快な臭いを解消させる効果が高いのが「消臭剤」という違いがあります。

「消臭剤」にはより臭いの元となる成分に作用するスプレータイプの商品が多くあり、しっかり菌を減らし、ニオイを消して撃退できるのが魅力的です。

「芳香剤」の例文

「芳香剤」の例文

・『浴室用の芳香剤はカビを防げて、壁に貼るだけでいいのが人気なところだ』
・『芳香剤には見た目も香りもお洒落なものが多く、とくに女性向けが拘りを感じる』
防カビ効果もあるお風呂用の「芳香剤」は壁に貼っておくだけで黒カビを防ぎ、ローズの香りも優雅で素敵と人気があります。

そんな「芳香剤」には見た目のお洒落にも拘っている部屋用にはヨーロピアン調の色やデザインを取り入れたものがあり、よりアンティーク感のある家具や内装に合う商品が多く、女性にも最適です。

「消臭剤」の例文

「消臭剤」の例文

・『置き型の消臭剤は持続的に安定した効果を発揮しますが、即効性を求めるならスプレータイプを選ぼう』
・『センサーによってペットが横切ったときに噴射して、臭いを消す消臭剤が話題だ』
薬剤が無くなるまで臭いを消す効果が持続する置型の「消臭剤」は待合室やロビー、室内などに合いますが、すぐに効果が得られるスプレータイプはトイレや台所に適しています。

最近はプラグタイプがあり、コンセントに商品を指しておけばその前をペットが通ればひとりでに噴射します。

まとめ

まとめ

場所から「芳香剤」を選んだり、臭いに合う「消臭剤」を選ぶ方法があり、両方の効果を得たい場合は2つの効果がある商品を選んでみるのも良い方法です。

置くだけの「芳香剤」「消臭剤」だけではなく、すぐに臭いを消したいときはスプレータイプや押す即効性があるものを選ぶといいでしょう。