この記事では、「放縦」と「自由」の違いを分かりやすく説明していきます。
「放縦」とは?
規律が何も決められておらず、他人のことを気にせずに自分の好きなように振る舞うこと、またそのさまです。
他人が迷惑をしようがなんだろうが、自分の思う通りに都合よく振る舞うことを意味します。
写真撮影のことで説明をします。
観光地などに行くと「写真撮影は禁止」という張り紙がされていることがあります。
写真撮影に夢中になり、他人の迷惑をかける人がいたり、撮って欲しくないものがあったりなど、その理由はさまざまでしょう。
「禁止」とされているなら撮影はしてはいけません。
それにもかかわらず、写真をバシバシ撮るのは自分勝手な行為といえます。
撮影に夢中になって、他の人にぶつかってしまうかもしれません。
他の人が見たいものを見る邪魔をするかもしれません。
不快に感じる人もいます。
そういった周りのことを考えず、自分の好きなように振る舞っています。
この行為は「放縦」といえるでしょう。
「放縦」の使い方
他人のことを考えずに、自分の都合だけで好きなように振る舞うことを指して使用をします。
他人に迷惑がかかっている場合に使うことが多いです。
「自由」とは?
「自由」には4つの意味があります。
1つめは、自分の考えや思うことの通りに振る舞うことができることです。
学校の授業の時間は授業を受けていなければなりません。
この時間は勝手なことをしてはいけなません。
休み時間は好きなことをしていい時間です。
自分が思う通りに行動することができ、この時間は「自由な時間」ということができます。
2つめは、他人のことを考えないで自分の好きなように振る舞うことです。
自分が大声を出したいからといって、場所を考えずに大声を出せば周りの人が迷惑をします。
自分の好きなように振る舞っており、周りのことを考えていない行動といえます。
3つめは哲学で、拘束や妨害などを受けないこと、自身の生まれながらの性質に従うことです。
4つめは法律の範囲内で許される、制限を受けない行為です。
「自由」の使い方
自分の思うとおりにできるという意味で使用をします。
周りのことを考えている場合も、そうでない場合も、どちらでも使われています。
「放縦」と「自由」の違い
他人のことを考えないで好きに行動をするという意味が似ています。
「自由」は他人のことを考えながら、自分の好きなように行動することもいいます。
「放縦」の例文
・『放縦な生活』
・『放縦な行為』
・『放縦な暮らし』
・『放縦さが目立つ』
「自由」の例文
・『自由に外出できる』
・『自由に取ってよい』
・『自由に出入りできる』
・『自由に絵を描く』
まとめ
他人を気にしないで好きなようにするという意味が似ていますが、「自由」は他人のことを考えた行動や、法律で許されている制限を受けない範囲の行動の意味もあり、この点が2つの言葉で違います。