「坊主」と「小僧」の違いとは?分かりやすく解釈

「坊主」と「小僧」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「坊主」「小僧」の違いを分かりやすく説明していきます。

「坊主」とは?

「坊主」とは?

「坊主」「ぼうず」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「寺院を構えた主である僧侶のこと」という元の意味で、お寺を持っている住職のことです。

2つ目は転じて「一般的な僧侶のこと」という意味で、室町時代以降に使われる様になりました。

3つめは「髪の毛を剃ったり、刈り上げた頭のこと」という意味で、僧侶のヘアスタイルから来ています。

4つ目は「表面を覆うものがなく、中身が見えている様子」という意味で、外側を覆っているものがなく、中心がそのまま見えている状態のことです。

5つ目は「男の子の俗称」という意味で、昔の男の子は髪の毛を剃る習慣があったことから来ています。

上記に共通するのは「髪の毛がない」という意味です。

「坊主」の使い方

「坊主」「寺院を構えた主である僧侶のこと」「一般的な僧侶のこと」「髪の毛を剃ったり、刈り上げた頭のこと」「表面を覆うものがなく、中身が見えている様子」「男の子の俗称」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「坊主だ・である」「坊主頭」「坊主にする・した」などと使われます。

基本的に、一般的な僧侶のことや、髪の毛を剃ったり刈り上げることに使われる言葉です。

「小僧」とは?

「小僧」とは?

「小僧」の意味は以下の通りです。

1つ目は「仏門に入り、修行している男の子」という意味で、お寺で僧侶の見習いをしている男の子のことです。

2つ目は「商店などの使用人の男の子」という意味で、大きな商店に住み込みで働く少年のことです。

3つ目は「小さな男の子を見下して呼ぶ言葉」という意味で、子供を呼びつける時などに使われます。

上記に共通するのは「男の子」という意味です。

「小僧」の使い方

「小僧」「仏門に入り、修行している男の子」「商店などの使用人の男の子」「小さな男の子を見下して呼ぶ言葉」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「小僧だ・である」「はなたれ小僧」「わんぱく小僧」「酒屋の小僧さん」などと使われます。

基本的に、仏門やお店で見習いをしている男の子のことや、男の子の蔑称として使われる言葉です。

「坊主」と「小僧」の違い

「坊主」と「小僧」の違い

「坊主」「一般的な僧侶のこと」「髪の毛を剃ったり刈り上げること」という意味です。

「小僧」「仏門やお店で見習いをしている男の子」「男の子の蔑称」という意味です。

「坊主」の例文

「坊主」の例文

・『お寺の坊主が作った精進料理は美味しい』
・『野球部は基本的に坊主だ』
・『山がすっか仏門やお店で見習いをしている男の子のことや、男の子の蔑称り坊主になる』
・『うちの坊主がやんちゃで困る』

「小僧」の例文

「小僧」の例文

・『門前の小僧習わぬ経を読む』
・『昔は大きな商店に複数の小僧が働いていた』
・『鼻たれ小僧のくせに生意気だ』
・『川で水遊びする小僧どもの面倒を見る』

まとめ

まとめ

今回は「坊主」「小僧」について紹介しました。

「坊主」「髪の毛を剃ること」「小僧」「男の子」と覚えておきましょう。