一戸建ての住宅にはよくついているのを見る事ができますが、屋根にソーラーシステムを備え付けることによって太陽光を元に電気を作り出す事ができます。
電気は蓄電池に貯めておけるので、必要な時に使えます。
それではこの「蓄電池」とはなんでしょうか。
また、「蓄電器」とはどう違うのでしょうか。
この記事では、「蓄電器」と「蓄電池」の違いを分かりやすく説明していきます。
「蓄電器」とは?
「蓄電器」とは、「電気を貯めておく事ができるような独立した装置」のことです。
一般的には内部に蓄電池をもち、充電のための機構と電源供給のための機構を持つ比較的大型のものです。
持ち運べるポータブルサイズのものから住宅の外側に備え付けるようなものまでたくさんの種類があります。
住宅に備えられるソーラーシステムには必ず必要になります。
蓄電池を備えた電源供給システムという意味で、英語では「rechargeable battery system」と言えば近いでしょう。
「蓄電池」とは?
「蓄電池」とは、「電気を貯めておく事ができる電池」のことです。
外出先や持ち運んで使用するスマホ、時計、ラップトップコンピュータ、タブレットなどの中には必ず入っていて、電気を供給します。
最も食のものは鉛を使っていましたが、ニカド、ニッケル水素などが開発され、現在最も普及しているのはリチウムイオン電池です。
英語では「rechargeable battery」と言います。
「蓄電器」と「蓄電池」の違い
「蓄電器」と「蓄電池」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は電気を蓄えておく事ができる装置のことであるという部分では同じです。
また、「蓄電器」の内部には「蓄電池」があるため、材質や周辺の機構に違いはありますが、基本的には内部の作りも同じです。
つまり、違いは定義だけです。
一般的な定義では、「蓄電池」は様々な製品の中に使われている電池単体をいい、「蓄電器」はそのまま電気製品をつないで使う事ができる製品として作られた装置のことなので、それが違いということになります。
「蓄電器」の例文
「蓄電器」の例文は以下のようになります。
・『蓄電器を購入して万が一の停電の際に使用できるようにしてあります』
・『ソーラーシステムとともに蓄電器を使用して電気を貯めています』
「蓄電池」の例文
「蓄電池」の例文は以下のようになります。
・『蓄電池の仕組みは基本的には乾電池と同じです』
・『蓄電池はスマホやイヤホンなど、身の回りのたくさんの製品の中に入っています』
まとめ
この記事では、「蓄電器」と「蓄電池」の違いを、解説してきました。
「蓄電池」の仕組みは、基本的には乾電池と同じで、電解液の中に入れた金属から電子が離れて逆側の電極に移動することによって電気が流れるものです。
乾電池の場合は放電することによって金属が溶けてしまうので、全て使い切ったらもう使えなくなりますが、蓄電池の場合は電気を流して電子を戻すことによってまた使えるようになるのです。