この記事では、「論理」と「倫理」の違いを分かりやすく説明していきます。
「論理」とは?
議論するうえでの筋道のことであったり、物事の法則的なつながりの事を言います。
「論理」はまず人の思考がありそのことが展開していく順序です。
「論理」の使い方
よく「論理的」という言葉が使用されます。
「論理」という言葉に「的」という性質を表す意味合いをつけてよく使用されます。
例えば“もっと論理的に説明してください”という感じです。
もっとよく筋道を立てて説明してほしい、という内容です。
“論理にかなっている”や“論理立てて”という言葉も同じ意味になりますが、「論理的」という言葉が短くて若干柔らかい印象にもなるので、よく使用されます。
また「論理的」のあとになにかの言葉をつけて使用されることも多いです。
例えば「論理的思考」です。
これはロジカルシンキングとも呼ばれます。
これはビジネスシーンなどでよく学ばれていることです。
仕事の場合は、多くの人が一つのプロジェクトに参加する場面もあり、自分の抱えている問題や意見などを正確に伝える必要があります。
ですので、「論理的思考」はとても大事になってきます。
「倫理」とは?
人がその地域で生活するうえで周りの人の事を配慮したりしながら行うべき行動、守るべき秩序のことです。
善悪・正邪の判断において普遍的な基準となるものです。
「倫理」の使い方
倫理をいう言葉も聞きますが、よく「倫理観」という言葉が使われます。
これは「倫理」という言葉に「観」という人からの見かた、の意味がある言葉がくっついたものです。
人によって生活してきた環境や人からの影響によって「倫理」には捉え方の違いが出てきます。
ですので、この言葉は普遍的な倫理の問題を指すものよりも、人によって意見が分かれる時によく使用される言葉です。
例えば、落とし物を見つけた場合にすぐに届けるか、または忘れたことに気づいて戻ってくるかもしれないので、すぐには届けずにいるか、のような場面です。
これは落とし物の種類や大きさなどの条件によっても人の判断が分かれてくると思います。
これは落とし主にとってどちらが親切であるかを考えると思いますが、絶対的にどちらがいいと言えるものではありません。
「倫理観」の類語としては道徳観やモラルといった言葉があります。
「論理」と「倫理」の違い
論理は、思考や議論などの筋道のことです。
これは、思考や議論が混乱しないようにして正しい結論にたどりつくための考え方です。
「倫理」は人が生活するうえで人との衝突をさけ秩序を保つための考え方です。
「論理」は人の思考の中で「倫理」は人との関わりの中での正しい規律のようなものです。
まとめ
「論理」と「倫理」ではあまり似たような点がないと思っていましたが、混乱を避けるための考え方という点では共通点があったように感じました。
これらをしっかり使えるようになると人として成長できるような気がします。