「終日」と「祝日」の違いとは?分かりやすく解釈

「終日」と「祝日」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「終日」「祝日」の違いを分かりやすく説明していきます。

似ている言葉の差を、学んでいきましょう。

「終日」とは?

「終日」とは?

終日(しゅうじつ)とは、1日中のこと。

その日の朝から、夜間までをあらわします。

レストランなど飲食店の場合は「その日の営業時間すべて」を指します。

そのため「終日、禁煙です」と書かれていたら「時間帯にかかわらず、1日中タバコは吸えません」という意味になります。

もともと「終日」には「ひねもす」という訳があります。

ひねもすとは「昼夜問わず・ずっと」のこと。

朝から晩まで、エンドレスに流れている時間をあらわします。

もし鉄道会社のアナウンスで「本日は大雨の影響により、終日運転を見合わせております」と言っていたら、悪天候のためその日1日は運転予定がないという内容になります。

1日中をあらわすのが「終日」です。

「祝日」とは?

「祝日」とは?

祝日(しゅくじつ)とは、記念日のこと。

成人の日やこどもの日、秋分の日のような、ホリデーをあらわします。

そもそも「祝日」「お祝いする日」のこと。

内閣府によると祝日の定義は、国民がこぞってお祝いする日となっています。

国民のためのお休みなので、平日にあたった場合は、企業も学校も基本的にはお休みになります。

またいつ祝日に決まるかは、その年によって異なっています。

例えば2021年度には「この年だけの限定」として7月22日は海の日に、7月23日はスポーツの日に、8月8日は山の日に制定されました。

東京オリンピックに合わせて祝日が移動した、レアなケースとなっています。

カレンダーが赤いマークになっている日、学校や企業が休みになる日が「祝日」です。

「終日」と「祝日」の違い

「終日」と「祝日」の違い

どちらも読み方が似ているので、間違えやすいです。

「終日」「祝日」の違いを、分かりやすく解説します。

・1日中は終日、ホリデーは「祝日」
どちらも「しゅうじつ」「しゅくじつ」と読むため、とても似ています。

「終日」は、その日1日中のこと。

朝から晩まで、24時間をあらわします。

高速道路の工事があり「終日通行止めをおこないます」と言っていたら、その日は車の通行ができないという訳になります。

「あいにく終日、貸し切り営業となります」だと、その日は団体専用なので、通常営業はしないという意味になります。

そして「祝日」は国民のお休みのこと。

カレンダーが黒ではない、赤字の日です。

国民が総出でお祝いする日なので、基本的には小中学校も会社も日曜と同じあつかいになります。

その日1日が「終日」、国民の記念日が「祝日」です。

まとめ

まとめ

「終日」「祝日」の違いを分かりやすくお伝えしました。

「終日」とは、その日すべてのこと。

朝から晩まで、丸一日です。

そして「祝日」とは、国が制定した記念日のこと。

カレンダーが赤く塗られている日で、学校と企業が一斉に休む日です。

間違えやすい言葉ですが、正しく学んでいきましょう。