「誠実」と「謙虚」の違いとは?分かりやすく解釈

「誠実」と「謙虚」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「誠実」「謙虚」の違いを分かりやすく説明していきます。

「誠実」とは?

「誠実」とは?

「誠実」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「誠実」「せいじつ」と読みます。

「誠実」は、「私利私欲を交えず、真心を持って人や物事に対すること」という意味があります。

何かをするときに、私利私欲から始めるのではなく、真心を持って始める時、また誰かに対する対応に真心が感じられるような場合「誠実」という言葉を使います。

例えば、無私の気持ちで、誰かに対して真心を持ち接することができる人は「誠実な人」と呼ばれます。

そのような人に惹かれたとき、「誠実な人柄に惚れました」などと言うかもしれません。

ボランティア活動をしている人を見たとき、私利私欲とかけ離れた気持ちで作業をしているのを見て、「誠実そのものと思えるようなボランティア作業員」などと表現できるかもしれません。

真心を持ち、人や物事に接することができる人を、友達などに恋人候補として紹介する時、「誠実な青年だから会ってみなよ」などと「誠実」という言葉を使って説明することができます。

「謙虚」とは?

「謙虚」とは?

「謙虚」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「謙虚」「けんきょ」と読みます。

「謙虚」は、「控えめでつつましいこと。

へりくだって、素直に相手の意見などを受け入れること」
という意味があります。

その人の能力や評価よりも、自分を下げて相手に対して接するタイプの人は、「謙虚な人」などと言われます。

また、誰かの意見を素直に受け入れることができる人の様子を「謙虚に意見を受け入れられる人」などと呼ぶことができます。

さらに、仕事に慣れるなどして、仕事に対するつつましい気持ちを忘れてしまっている人に対しては「最近、仕事に対する謙虚さが足りない」などと??りつけるかもしれません。

他にも、「有名人なのに、謙虚な人柄が魅力」とか、「社長なのに、新入社員の話をきちんと聞ける謙虚さを持つ」などという文章を作ることができます。

「誠実」と「謙虚」の違い

「誠実」と「謙虚」の違い

「誠実」「謙虚」の違いを、分かりやすく解説します。

「誠実」は、「私利私欲を交えず、真心を持って人や物事に対すること」という意味があります。

一方で、「謙虚」は、「控えめでつつましいこと。

へりくだって、素直に相手の意見などを受け入れること」
という意味があります。

どちらも好ましい人柄などに使う言葉となりますが、「誠実な態度」には「真心」が含まれていて、「謙虚な態度」には「つつましさ」が含まれているという違いがあります。

好ましい人を見たときに、その人に真心を感じたら「誠実」という言葉を使い、控えめだと感じたら「謙虚」という言葉を使ってみましょう。

まとめ

まとめ

「誠実」「謙虚」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。