この記事では、「創刊」と「発刊」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た雰囲気を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「創刊」とは?
「創刊」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「創刊」は「そうかん」と読みます。
「創刊」は「新聞や雑誌などの定期刊行物を、新たに発行すること」という意味があります。
ちなみに「発行」には、「図書や新聞、雑誌などを印刷して世に出すこと」という意味があります。
例えば、月刊誌などの定期刊行物の、1冊目は「創刊号(そうかんごう)」と呼ばれます。
また、このような定期刊行物が新たに発行され始めた当時から、連載をしている場合は、「私は、創刊当時から連載をしている」などという文章を作ることができます。
かつての雑誌ブームだった頃は、毎月のように新しい雑誌が新たに発行されていました。
このような状況は、「次々と雑誌が創刊されていた時代」などと表現することができます。
このように、新聞や雑誌などの定期刊行物が、新しく発行されるようなとき、「創刊」という言葉を使ってみましょう。
「発刊」とは?
「発刊」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「発刊」は「はっかん」と読みます。
「発刊」は、「新聞や雑誌などの定期刊行物を出し始めること。
また図書などを出版すること」という意味があります。
例えば、中高年の女性向けのファッション誌を出し始めようとするとき、「中高年女性向けのファッション誌を発刊する」と言います。
また、これから発行される図書を紹介する時、「発刊予定の図書をご紹介します」などという文章にできます。
さらに、キャンプ向けの図書を出版することを記念して、キャンプグッズをプレゼントする時、「キャンプ本発刊記念として、キャンプグッズをプレゼントします」などといぶ文章を作ることができます。
このように、定期刊行物を出し始めたり、図書などを出版する時、「発刊」という言葉を使うことができます。
「創刊」と「発刊」の違い
「創刊」と「発刊」の違いを、分かりやすく解説します。
「創刊」は「新聞や雑誌などの定期刊行物を、新たに発行すること」という意味があります。
一方で、「発刊」は、「新聞や雑誌などの定期刊行物を出し始めること。
また図書などを出版すること」という意味があります。
「創刊」は「定期刊行物を新たに発行すること」のみを意味するのに対して、「発刊」は加えて「図書を発行すること」という意味もあります。
月刊誌や週刊誌などをこれから新たに発行する場合は「創刊」を使うか、「発刊」を使い、図書などを発行する場合は「発刊」を使うようにしましょう。
まとめ
「創刊」と「発刊」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、共通する意味がありましたが、異なる意味もありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。