この記事では、「天然芝」と「人工芝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「天然芝」とは?
イネ科の多年草、または芝生として植える細い草のことです。
芝は大きく分けると、日本芝と西洋芝があります。
日本芝には、野芝、高麗芝、姫高麗芝などがあり、西洋芝にはベントグラス類やケンタッキーブルー芝などがあります。
日本芝と西洋芝では生育が悪くなる期間が異なります。
「天然芝」は人工的に作り出したものではない芝です。
そのため、次第に草が伸びてきます。
放置していれば伸び放題、広がり放題になることがあります。
芝は横に広がっていく性質があるので、どんどんと範囲を広げていくのです。
また、天然のものなので枯れることもあります。
生育に適していない時期であったり、手入れを怠ったりすると、茶色っぽくなります。
種類によって手入れの方法や、手入れを行う時期が異なりますが、水やり、刈り込み、除草、施肥などを行います。
刈り込みの際には芝刈り機があると便利です。
「天然芝」は、庭、公園、競馬場、ゴルフ場などで使用されています。
「天然芝」の使い方
イネ科の植物や、芝生として植える細い草を指して使用する言葉です。
これは生きている植物です。
「人工芝」とは?
芝に似せて作ったものです。
葉のように見える部分は化合物です。
人工的に作り出しています。
これがパットと呼ばれる土台に取り付けられています。
葉の長さは短いものと長いものがあります。
砂を付属させたものもあります。
人工的に作ったもので生きてはいないので、当然ですが葉は伸びません。
そのため、手入れをする必要がないです。
手入れをしなくても、いつまでも青々とした状態を保つことができます。
しかし、長期間使用していると、土台から葉が取れてきてしまうことがあります。
これは家庭の庭やスポーツ競技場などで使用されています。
使用されているスポーツは野球、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、テニスなどです。
ゴルフ場のような広大な面積には使用されていません。
「人工芝」の使い方
化合物の葉を使用した芝のように作ったものを指して使用する言葉です。
これは生きている植物ではありません。
「天然芝」と「人工芝」の違い
どちらも芝ですが、それぞれ違うものです。
「天然芝」は生きている植物です。
そのため、伸びたり、枯れたりします。
手入れが必要です。
「人工芝」は化合物を使って作られたもので、生きている植物ではありません。
そのため、伸びたり、枯れたりすることはなく、水やりや施肥などの必要がありません。
「天然芝」の例文
・『天然芝の世話をする』
・『天然芝を庭に植える』
・『天然芝を刈る』
「人工芝」の例文
・『人工芝を敷き詰める』
・『人工芝を取り換える』
・『草丈の短い人工芝』
まとめ
2つの言葉が指すものは見た目が似ていますが、生きている植物なのか、人工的に作り出したものなのかという点に違いがあります。