「再就職」と「転職」の違いをご存知でしょうか。
ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「再就職」の意味や使い方
「再就職」とは、字の通り、再びどこかへ就職するという意味になります。
一旦辞めて、しばらく家にいてまた働き始めるという場合は「再就職した」という言い方になります。
例えば定年退職した人が、まだ働きたいと考えてアルバイト、パートを始めることも「再就職」というイメージがあります。
「家でのんびりしていないで再就職先を探しなさい」「まだ元気だし、再就職する」「再就職しても続かなかった」などと使います。
「転職」の意味や使い方
「転職」とは職業を変わること、他の仕事に就くことといった意味になります。
例えばこれまで事務職にいた人が、花に関する仕事をしたいと思って仕事を辞めて、花屋の仕事に就くことは「転職」という言葉で言い表します。
とはいえ、別に異業種ではなくても、同業種でも職を変わればやはり「転職」と使います。
「再就職」と「転職」の違い
「再就職」と「転職」、それぞれの言葉の意味や使い方を説明します。
実は「転職」という言葉は「再就職」と同じです。
しかし一旦定年退職した人が再び働く時や、パート、アルバイトに就く時は「転職」という言葉はあまり使いません。
イメージとしては「転職」とは今の仕事をしながら次の仕事に移るといったものがあります。
例えば「上司にばれないように転職活動をしている」と、よく言いますが「上司にばれないように再就職活動をしている」とはほとんど言わないのではないでしょうか。
「再就職」を使った例文と意味を解釈
「再就職」を使った例文とその意味を見ていきます。
「再就職」の例文1
「この年になると、再就職は厳しい」
「再就職」とは、退職して、再び職に就くことを言います。
仕事探しは若い人の方が有利ですので、高齢になりますと厳しいということを例文は言っているのです。
「再就職」の例文2
「年金はあるけれど、私は再就職するつもりだ」
定年退職後、年金でゆっくり暮らす人もいれば、家にいたくないと再び仕事を探す人もいます。
金額の制限などはありますが年金を受給しながら働き給料を貰うことは可能です。
「転職」を使った例文と意味を解釈
「転職」を使った例文とその意味を見ていきます。
「転職」の例文1
「あの人は転職を繰り返し、結局何がしたいのかわからない」
仕事を辞め、違う仕事をするということを何度も繰り返す人は「転職癖がある」などと言われます。
また、結局のところ仕事が続かない人、何をしたいかわからない人という風に思われて損をすることもあります。
「転職」の例文2
「転職が成功して、今とても幸せに生活している」
退職して、次の仕事で上手くいくことは「転職成功」という言い方になります。
まとめ
いかがでしたか。
「再就職」と「転職」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。