金融商品の取引における「裁定取引」と「アービトラージ」は、どのように違うのでしょうか。
「裁定取引」と「アービトラージ」の違い
「裁定取引」と「アービトラージ」は、言ってしまえば一緒です。
どちらでも同じ意味になるので、好きな方を使ってください。
「裁定取引(アービトラージ)」について詳しく解釈
この裁定取引とは、取引(投資)対象が先物市場で割高の場合は現物として購入し、先物として売ります(これを「裁定買い」と言います)。
逆に、先物で割安となっている場合にはそれを買って現物として売り(裁定売りと言います)、それぞれの差額によって利益とする取引方法です。
これにより、理論的には100%勝てると言われていますが、実際にはそうもいかないのものです。
それは、対象の幅を絞るとなかなかうまく差額が稼げるものが見付からず、広げ過ぎても全てのカバーは難しい為で、専用のシステムと多くの人員によって行わないと確実に勝てるとは言い難いのが現実となっています。
よって、実際には保険会社や年金機構などが集めたお金の運用として行うことがありますが、個人投資家には難しい取引手法だと考えておいていいでしょう。
まとめ
「裁定取引」と「アービトラージ」は全く同じ意味の言葉で、相場取引という限られた分野において使われています。