「日経平均」と「TOPIX」の違いとは?分かりやすく解釈

「日経平均」と「TOPIX」の違い金融・経済

この記事では、「日経平均」「TOPIX」の違いを分かりやすく説明していきます。

「日経平均」とは?

「日経平均」とは?

「日経平均」とは、「日経平均株価」との呼ばれ、東証一部に上場している銘柄のうち、発行数があり、取引も盛んな代表的な225銘柄の平均株価のことです。

「日経225」と表現されることもあり、これによって日本経済の状態(景気)の目安となるとされており、上がるとそれがいいと判断され、下がるとその逆だと考えることができます。

ただし、比較的株価が高い大企業の銘柄が動くと、それに大きく影響されるという面があり、必ずしも世間的な景気と一致している訳でもありません。

「TOPIX」とは?

「TOPIX」とは?

「TOPIX」とは、「東証株価指数」のことです。

現在の東証一部市場に上場している全ての株価の合計を、この基準となっている1968年1月4日との比較で表したものです。

その当時の株価の合計を「100」した指数で、上場企業が増えるとその分の調整が行われる為(例えば、500が510になれば、従来の500から510で割るようにするといった調整です)、あくまで株価だけに特化した数値が分かります。

一時期は2000に迫る勢いでしたが、2020年3月現在で1350程度となっています。

「日経平均」と「TOPIX」の違い

「日経平均」と「TOPIX」の違い

「日経平均」「TOPIX」の違いを、分かりやすく解説します。

「日経平均」は、東証一部上場の中で日本を代表する企業と言える225社の株価の平均です。

「TOPIX」は、東証一部上場企業全ての株価の合計(に係数を掛けて調整したもの)と、基準となる日の比較によって表している指数になります。

「日経平均」は、比較的近い範囲との比較により、現在の日本経済の状態が上向いているのか下落気味なのかという判断材料になり、「TOPIX」は、それによって、1968年当時と比較した日本経済の成長度合いが分かるという特徴の違いがあります。

まとめ

まとめ

「日経平均」「TOPIX」は、このような言葉です。

共に高い数字になるに越したことはなく、特に「TOPIX」は、上がり続けていかないと、経済的な成長が止まっている(後退してしまっている)という判断になると考えていいでしょう。