「重なる」と「度重なる」は似た様な言葉ですが、一体どの様な違いがあるのでしょうか。
それぞれの意味と使い方についても併せて紹介します。
「重なる」とは?
「重なる」の意味と使い方について紹介します。
意味
「重なる」には「ある物の上に、同じ物が載る」「幾重にもなる」「同じ事が繰り返し起こる」「複数のものごとが同時に起きる」という意味があります。
基本的に同じ種類のものが加わる時の表現です。
使い方
「重なる」は、同じ種類のものが加わったり、繰り返されたりする時に使われます。
基本的に「〇〇が重なる」と動詞として使われることが多く、副詞として使う時には「~が重なり」になります。
同じ様なものが2つまたは2回でも、それ以上の複数個や複数回でも、使われます。
「度重なる」とは?
「度重なる」の意味と使い方について紹介します。
意味
「度重なる」は「たびかさなる」と読み、意味は「同じ様なことが何度も続いて起こること」です。
「度」は「回数」を表します。
使い方
「度重なる」は、同じ様なことが2回だけではなく、3回、4回と「何度も続いて起こる」時に使われます。
副詞として使う時には「度重なり」になり、「度重なる不幸」など名詞を修飾する使い方もあります。
「重なる」と「度重なる」の違い!
「重なる」は「上にものが載る」と「何度も起きる」という2つの意味があります。
「度重なる」は「何度も続いて起きる」という意味です。
2つの違いは「ものごとが連続する度合い」にあります。
まとめ
「重なる」と「度重なる」は「連続する度合い」に違いがあります。
何度もしつこく続く時には「度重なる」を使いましょう。