「さみしい」と「さびしい」の違いとは?徹底解説

「さみしい」と「さびしい」の違い言葉・カタカナ語・言語

「さみしい」「さびしい」という言葉はどちらもよく使われます。

一体どの様な点が違うのか、それぞれの意味や概要も併せて紹介します。

「さみしい」とは?

「さみしい」とは?

「さみしい」の意味と概要について紹介します。

意味

「さみしい」の意味は、「心が物悲しいこと」です。

自分の気持ちの中で涙が出そうである、孤独で不安であるなど、悲しい感情を表す時に使われます。

概要

「さみしい」は昔からある言葉ではなく、「さびしい」が変化してできた言葉です。

漢字で書くと「寂しい」「淋しい」どちらも使われますが、「さみしい」と読む場合には「心が悲しい」という意味ですので、「淋しい」の方が適切です。

「淋」「水が滴り流れる」という意味があり、「涙が止まらない」という心情を表わしているからです。

「さびしい」とは?

「さびしい」とは?

「さびしい」の意味と概要について紹介します。

意味

「さびしい」の意味は「悲しいこと全般」です。

自分の気持ちが悲しいと思う時だけではなく、その場の風景や雰囲気など、幅広く使えます。

概要

「さびしい」の語源は「物悲しい」を表す言葉「さぶし」で、「さぶし」「さびし」「さびしい」に変化しました。

「さびしい」は漢字で「寂しい」と書かれることが多くなります。

これは「淋しい」が常用漢字でないことと、意味的に「寂」「ひっそりしていること」「古びていること」など、気持ちだけではなくその場の情景も表す漢字であるからです。

「さびしい」は人の気持ちだけではなく、あらゆる悲しい情景に仕える言葉です。

「さみしい」と「さびしい」の違い!

「さみしい」と「さびしい」の違い!

「さみしい」「さびしい」の違いはたいしょうとなるものです。

「さみしい」は、「人の感情を表す意味」が強い言葉で、「ひとりでさみしい」には使えますが、「さみしい海岸」には適しません。

「さびしい」は、「感情と情景のどちらも表す言葉」で、「ひとりでさびしい」「さびしい海岸」どちらにも使えます。

まとめ

まとめ

「さみしい」「さびしい」にはニュアンス的な使い分けがあります。

迷った時には「さびしい」を使えば間違いありません。