「新卒採用」と「中途採用」の違いをご存知でしょうか。
ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「新卒採用」の意味や使い方
「新卒採用」とは、その年に学校を卒業する人を企業が採用するという意味になります。
つまり、それまでは学生という立場ですから社会人経験のない人ということになります。
例えば転職活動をしていて、相手側から「うちは新卒採用しかない」と言われれば、社会人経験がある人は受け入れてもらえない、採用の可能性がないということがわかります。
「不景気の時は新卒採用がなかった」「新卒採用はすぐに戦力にはならないが長い目で育てていくので構わない」などと使います。
「中途採用」の意味や使い方
「中途採用」とは、定期採用する時以外の時期に採用すること、またされた人のことを言います。
簡単に言うならば、すでに別の場所で働いた経験を持っている人という意味になります。
例えば「彼とは同い年だが、僕は中途採用なので同期って感じではない、先輩って感覚で接している」という風に使います。
「中途採用」は新卒で採用、就職したのではなく、途中から採用、入社したということです。
「新卒採用」と「中途採用」の違い
「新卒採用」と「中途採用」、それぞれの言葉の意味、使い方を説明しました。
同じ「採用」であっても「新卒」と「中途」は大きな違いがあります。
「新卒採用」は、それまで学生だった人に使う言葉となります。
一方で「中途採用」とは社会人、フリーターなどそれまでどこかで就業経験がある人に使います。
ですから年齢は関係がありません。
例えば浪人や留年をして卒業するのが25才であって新卒であれば「新卒採用」ですし、22才であってもそれまで別の会社で働いていたのであれば「中途採用」なのです。
「新卒採用」を使った例文と意味を解釈
「新卒採用」を使った例文とその意味を見ていきます。
「新卒採用」の例文1
「新卒採用ならば、マナー研修は必要だ」
「新卒採用」とは学校を卒業する予定、したばかりの人ですから、社会人経験がありません。
その為、ビジネスマナーなど研修は必要となります。
「新卒採用」の例文2
「うちは今年は新卒採用は控える」
「新卒採用」とは、即戦力とはなりません。
ですから、不景気の時や即戦力が必要な場合は採用がないということもあるのです。
「中途採用」を使った例文と意味を解釈
「中途採用」を使った例文とその意味を見ていきます。
「中途採用」の例文1
「私は中途採用だったが頑張って出世した」
「中途採用」とは、別の場所で働いた経験があり、途中から採用されたという意味ですから、どこかよそ者という扱いを受けることもあります。
その為例文のような言い方になります。
新卒に比べ、不利なところもあるが頑張ったということを言っているのです。
「中途採用」の例文2
「中途採用はいいようで悪い面もある」
「中途採用」とは、それまで就業経験があるということですから、即戦力となるのがメリットです。
しかし、他の企業の色に染まっているという点では扱いづらい、やり辛い面も持っていることがあります。
例文はそのようなことを言い表しているのです。
まとめ
いかがでしたか。
「新卒採用」と「中途採用」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使ってください。