みなさんは「参政権」と「選挙権」という権利がどのようなものなのかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「参政権」と「選挙権」の違いを分かりやすく説明していきます。
「参政権」とは?
「参政権」は「さんせいけん」という読み方になります。
この「参政権」とは「国民が国の政治に直接・間接に参与できる権利のこと」であり、「選挙権・被選挙権・公務につく権利」と言うこともできる権利です。
「選挙権」とは?
「選挙権」は「せんきょけん」という読み方になります。
この「選挙権」は「団体の代表者・議員、公職につく者などを選挙する権利のこと」を指している言葉です。
「参政権」と「選挙権」の違い
ここで「参政権」と「選挙権」の違いをみて行きましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?「参政権」「選挙権」ともに求められる資格要件は「日本国籍保持者」となっています。
その中で「参政権」は前述の通り、「国民が国の政治に直接・間接に参与できる権利。
選挙権・被選挙権・公務につく権利のこと」を意味しています。
この権利を得る年齢を見ると、「衆議院議員」や「市町村長」は25歳からであり、「参議院議員」「都道府県知事」は30歳以上、「都道府県議会議員」「市町村議会議員」は25歳からとなっているのです。
一方の「選挙権」とは「団体の代表者・議員、公職につく者などを選挙する権利のこと」であり、権利の得る年齢は18歳からと定められています。
「参政権」の例文
ここで「参政権」の例文を見て行きましょう。
具体的には次のような文章が活用できるものとして挙げられます。
・『彼は参政権を得て市議会議員になるって言ってた目途、まだ25歳になっていなんだ。これだと立候補することができないね』
・『うちの家系は代々に議員になっているので、息子も参政権を得てから、立候補させるつもりなんだ。アイツなら俺の基盤を引き継ぐことができるからな』
「参政権」の例文を見て行くと、普段の生活の中で使われるケースは少ないかもしれません。
しかし、議員になることを考えている人にとっては、「参政権」は常に意識していることではないでしょうか?
「選挙権」の例文
次に「選挙権」の例文を見て行くことにしましょう。
主な使い方としては以下のような文章が挙げられます。
・『18歳から選挙権が得られるから、ウチの娘もこの前の選挙に初めて行ったよ。政治に関心を持つことっていいことだしね』
・『選挙権を得てから、まだ1度も選挙に行ったことがないんだ。でも国民に義務でもあるから1度は行かなくちゃって思っているけどね』
「選挙権」の例文も日常生活の中で耳にすることは少ないかもしれませんが、この権利は是非使うことが大切です。
まとめ
ここまで「参政権」と「選挙権」の意味や違いを説明してきました。
選挙に対する意識が低くなっている昨今、このような言葉の意味を振り返ることで、あらためて選挙・政治に関する関心を高めて行きたいものです。