この記事では、「千里眼」と「透視」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「千里眼」とは?
「千里眼」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「千里眼」は「せんりがん」と読みます。
「千里眼」は、「遠方の出来事や将来のこと、また隠れているものなどを見通す能力。
その能力を持つ人」という意味があります。
例えば、日本にいるのに、アメリカで起きている具体的な出来事を見通せる人は、「千里眼」と言えます。
「日本に居ながら、アメリカに住む恋人の危機を察知できるなど、千里眼のようだ」などという文章にできます。
また、将来のことを見通せる人も「千里眼」と呼ばれるかもしれません。
「乗る予定だった飛行機が事故を起こすことを予言するとは、千里眼みたいだ」などという文章を作ることができます。
さらに、なくしてしまった指輪を、その場に行かず、どこにあるか言い当てられる人も、「千里眼」と言えそうです。
「友達の家の指輪の在りかを言い当てるなんて、千里眼にしかできない」などと言い表すことができます。
「透視」とは?
「透視」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「透視」は「とおし」と読みます。
「透視」は、「透かして見ること。
物を通して、向こう側にあるものを見ること」という意味があります。
物体を通して、その向こう側にあるものを見ることを「透視」と言います。
例えば、封筒の中に入っている、紙に書かれたマークは、封筒という物質がさえぎるため見えないはずです。
このような条件で、マークを言い当てられるとき、「封筒の中のマークを透視」すると言い表すことができます。
次に「透視」には、エックス線を用いて、体内を観察診断すること」という意味があります。
「胸部を透視する」などという文章にできます。
さらに、「透視」には、「超心理学の用語。
普通の感覚器官以外の特別な感覚によって、隠されたものを直接感知すること」という意味があります。
このような能力を持つ人は「透視能力を持つ人」などと呼ばれるかもしれません。
「千里眼」と「透視」の違い
「千里眼」と「透視」の違いを、分かりやすく解説します。
「千里眼」は、「遠方の出来事や将来のこと、また隠れているものなどを見通す能力。
その能力を持つ人」という意味があります。
「千里眼」と対応する意味として、「透視」には、「超心理学の用語。
普通の感覚器官以外の特別な感覚によって、隠されたものを直接感知すること」という意味があります。
この場合、「透視」は「千里眼」の能力の一つと言えるのではないでしょうか。
「千里眼」は、「透視」以外にも、遠方の出来事や将来も見とおすことができるためです。
このように、「透視」に加えて、その他の能力を持つのが「千里眼」という違いがあると考えることができます。
まとめ
「千里眼」と「透視」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。