「船頭」と「船長」の違いとは?分かりやすく解釈

「船頭」と「船長」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「船頭」「船長」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「船頭」とは?

「船頭」とは?

「船頭」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「船頭」「せんどう」と読みます。

「船頭」は、「和船の船長。

ふなおさ」
という意味があります。

ちなみに「和船(わせん)」とは、日本で発達した船のことを指します。

主に幕末以前に作られた船のことを「和船」と呼び、その船の船長を「船頭」と呼びます。

次に、「船頭」には「櫓などを操って、小舟を操る人」という意味があります。

例えば、渡し船を操る人のことを「渡し船の船頭さん」などと呼びます。

また「船頭」を使ったことわざに「船頭多くして、船山に上る」という言葉があります。

これは、指図する人が多すぎて統一が取れず、見当違いの方向に物事が進むことのたとえとなります。

このように会社や家庭などを船に例えることがあるため、そのトップを「船頭」と呼ぶことがあり、「船頭」には、「指図する人」という意味が含まれています。

「船長」とは?

「船長」とは?

「船長」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「船長」「せんちょう」と読みます。

「船長」は、「船舶の乗組員の長」という意味があります。

船を運行するときは、乗組員が必要ですが、その乗組員のトップとなる人が「船長」となります。

船舶の指揮者として、法律上の職務や権限、義務を持ち、乗組員を監督する立場となります。

「キャプテン」と呼ばれることもあります。

例えば、豪華クルーズ船の乗組員のトップの人が、艦内アナウンスをするとき、「船長からご挨拶があります」などと挨拶をするかもしれません。

また、船の運航に問題が出て、乗組員の長がいる部屋に相談に行くとき、「船長室に行き、船長に相談をする」などという文章にできます。

さらに、一回の乗組員として働き始めて、ついに乗組員のトップに上り詰めたとき、「いよいよ船長になることができた」などと感慨深くつぶやくかもしれません。

このように、船舶の乗組員の長に対して、「船長」という言葉を使ってみましょう。

「船頭」と「船長」の違い

「船頭」と「船長」の違い

「船頭」「船長」の違いを、分かりやすく解説します。

「船頭」は、「和船の船長。

ふなおさ」
という意味があります。

一方で、「船長」は、「船舶の乗組員の長」という意味があります。

どちらも「船の乗組員の長」を意味する言葉になりますが、「船頭」の場合は「和船」「渡し船」などの小型の船の長を指します。

そのため、船舶の乗組員の長について言葉にするとき、和船や渡し船などの小さな船の時は「船頭」と呼び、それ以外の船の場合は「船長」と呼ぶようにしましょう。

まとめ

まとめ

「船頭」「船長」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、「和船かどうか」という違いがあることが分かりました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。