この記事では、「ctr」と「cpc」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ctr」とは?
「ctr」とはクリック率とも言われる、広告が表示された回数に対する、広告がクリックされた割合を指します。
webサイトに掲載されている広告は、当然ですがクリックやタップして広告先へ行くユーザーよりも、しないユーザーの方が多いです。
しかしそれでもwebサイトと広告によって、クリックされる割合はそれぞれ違ってきます。
どれだけ高品質なコンテンツを揃えSEOを完璧に行い、閲覧するユーザーが大量にいるwebサイトであっても、ユーザーが全く興味のない広告であれば、当然誰もその広告をクリックしようとは思いません。
「ctr」を調べることで、その広告はwebサイトを閲覧しているユーザーのニーズに合っているか、広告の表現は見た人の興味を惹きつける事ができているかを数字で確認することができます。
「cpc」とは?
「cpc」とはクリック単価とも呼ばれる、ユーザーに広告を1回クリックさせるためにかかっているコストを指す言葉です。
宣伝にかかったコストを広告がクリックされた回数で割ることで、算出することができます。
web広告がクリックされ、それによって売上が向上したとしても、広告費用がかかりすぎていれば利益になりません。
「cpc」を調べることでコストパフォーマンスの良い広告ができているか、広告が利益を大きく損なう負担になっていないかを確認することができます。
またクリック1回にかかるコストだけではなく、クリックされるごとに掲載サイトに報酬が支払われるタイプの広告も「cpc」と呼ばれるので、クリック単価を指しているか広告タイプを指しているかは、使われる場面ごとに判断が必要です。
「ctr」と「cpc」の違い
「ctr」と「cpc」の違いを、分かりやすく解説します。
「ctr」は広告が表示された回数の内実際に広告がクリックされた割合で、「cpc」は広告を1回クリックさせるのにかかったコストです。
「ctr」は広告がクリックされた割合を指す以外に使われませんが、「cpc」はクリックされるごとに報酬が発生するタイプの広告を指すこともあります。
「ctr」はその広告が人の興味を惹く表現ができているかであったり、ユーザーニーズに合っているかを調べるためのもので、「cpc」は広告の費用対効果を調べるためのものです。
サービスや商品の利用者を増やしたい場合に意識するべき要素が「ctr」で、コストを抑えて効果的な広告を出したい場合に意識するべき要素が「cpc」になります。
まとめ
web広告などに関連する用語は頭文字だけで書かれ、字面から意味が推測できない物が多いのが困りものです。
「ctr」はクリック率、「cpc」はクリック単価という比較的言葉の意味が解りやすい言い換えもあるので、そういう呼び方と紐付けて覚えるようにしましょう。