この記事では、「異邦人」と「外国人」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「異邦人」とは?
「異邦人」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「異邦人」は「いほうじん」と読みます。
「異邦人」は、「外国人。
異国人」という意味があります。
次に、「異邦人」には、ユダヤ人目線の言葉で、「自分たちは神に選ばれた民族であるという誇りから、非ユダヤ教徒を呼ぶ言葉」という意味があります。
ユダヤ人から見た場合、ユダヤ教ではない人々は、「異邦人」となります。
さらに「異邦人」には、「見知らぬ人。
別のエリアや社会から来た人。
旅人」という意味があります。
例えば、まるで知らない土地に行った時、その人は別のエリアから来た人になります。
そのため、「自分は今、異邦人になっている」などという文章にできます。
また、街中で出会った人が、同じ街の人とは違う雰囲気を漂わせていた場合、「街中で異邦人に出会った」などと表現できます。
「外国人」とは?
「外国人」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「外国人」は「がいこくじん」と読みます。
「外国人」は、「その国の国籍を持たない人」という意味があります。
法律用語としての「外国人」には、「外国の国籍を持つ人と、無国籍の人という意味があります。
日本にいる、日本国籍を持たない人は、「外国人」となります。
例えば、観光地に、日本人ではない観光客がたくさんいて、買い物をしている様子を見た場合は、「観光地に外国人が沢山いて、ショッピングをしていた」などという文章にできます。
また、娘が海外留学先で出会った男性と結婚することになった場合、「娘が外国人と結婚する」と言い表すことができます。
さらに、プロ野球のチームに、日本人以外の国籍を持つ人が入団する時、「外国人選手が入団する」と表現できます。
「異邦人」と「外国人」の違い
「異邦人」と「外国人」の違いを、分かりやすく解説します。
「異邦人」は、「外国人。
異国人」という意味があります。
一方で、「外国人」は、「その国の国籍を持たない人」という意味があります。
この場合、「異邦人」にも「外国人」という意味があるため、同じ意味を持つ言葉となります。
ただし、「異邦人」には、「見知らぬ人。
別のエリアや社会から来た人。
旅人」という意味があり、どちらかというと、こちらの意味で使われることが多い言葉になります。
別のエリアや社会から来た人が、その国の国籍を持たない人の場合は、ほとんど同じ意味がありますが、そうでない場合もあるため、違う意味を持つことになります。
同じ国の違うエリアや、違った文化を持つ人については「異邦人」を使い、その国の国籍を持たない人については「外国人」を使いましょう。
まとめ
「異邦人」と「外国人」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、共通する意味もありますが、違う意味もありました。