この記事では、「共起語」と「サジェスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「共起語」とは?
「共起語」とは特定のキーワードが使われる文章の中で、使われる機会が多い言葉のことです。
例えばワインという言葉を使って文章を作ったり、ワインに付いての知識を文章化するなら、香りや味、飲むなどの言葉を使う人が多いでしょう。
このように色々な人が、そのキーワードで様々な文章を作るのに際し使われがちな言葉が「共起語」です。
選挙と言えば投票、もしくは出馬というように、このキーワードを使う文章と言えばこの言葉がすぐに頭に思い浮かぶという言葉は、そのキーワードに対する「共起語」と言えます。
ワインと言えば味と共起しても、味と言ってもワインが出るとは限らないように、特定キーワードに関連して頻出する言葉というだけであり、相互に密接な関係とは限りません。
「サジェスト」とは?
「サジェスト」とは特定のキーワードを検索する人が、一緒に検索することが多い言葉のことです。
ワインと検索する人は、ワインの知識を求めているわけではなく、どういうワインを買えばいいか、何と一緒に飲むと楽しめるかという事を知りたい人が多いので、おすすめ、おつまみと言ったワードと共に検索されます。
こういった一緒に検索される言葉や、それをまとめたものが「サジェスト」です。
検索エンジンはユーザーが知りたい情報を載せているページを評価するので、検索エンジンの順位を上げるためのSEOでは、サイトテーマに関連するキーワードのサジェストを意識することが必須になります。
検索エンジンを使って調べ物をする人が、そのキーワードの何を知りたいのかを指す言葉が「サジェスト」とも言えるでしょう。
「共起語」と「サジェスト」の違い
「共起語」と「サジェスト」の違いを、分かりやすく解説します。
特定のキーワードに対して、文章として一緒に使われることが多い言葉が「共起語」で、検索する際一緒に検索されることが多い言葉が「サジェスト」です。
「共起語」はインターネット上でもネットではない現実でも一緒に使われますが、「サジェスト」はインターネットでの検索における関係性なので、ネットで一緒に使われる言葉と言えます。
また「共起語」はそのキーワードに対しどのように使われ、言葉同士の関連性は、特定ワードの「共起語」内でも様々です。
しかし「サジェスト」は一緒に検索するという一つの使い方だけなので、キーワードと「サジェスト」はキーワードについて検索している人が、それについて興味のあることと言う関係で統一されています。
まとめ
「共起語」と「サジェスト」は特定の言葉と一緒に使われる言葉という点では同じであり、どちらにも共通する関連ワードもありますが、何に使われる言葉かが明確に違います。
文章で一緒に使うのが「共起語」、検索する時に一緒に使うのが「サジェスト」と考えれば違いが解りやすいでしょう。