「身の回り」と「身の周り」の違いとは?分かりやすく解釈

「身の回り」と「身の周り」の違い言葉・カタカナ語・言語

「身の回り」「身の周り」はどちらの漢字を使うのが正しいのかについて迷いやすい言葉ですが、「身の回り」「身の周り」の意味・用法の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「身の回り」「身の周り」の意味の違い・正誤を分かりやすく説明していきます。

「身の回り」とは?

「身の回り」とは?

「身の回り」という表現は、「自分の身体の周辺・周囲」「自分がいるところの周辺・まわり」のことを意味しています。

「身の回り」「回り」という漢字の表現には、「手が届く範囲の近辺」「身近な範囲の周辺・まわり」といった意味のニュアンスがあります。

「身の周り」とは?

「身の周り」とは?

「身の周り」という表現は、「自分の身体の周囲・周辺」「自分がいる場所のまわり・周辺(回りよりもやや遠い距離を示す周辺)」を意味しています。

「身の周り」「周り」という漢字の表現には、「回りよりも遠い距離感を示唆する周囲・周辺」「一般的な意味合い・感覚での周辺(公園の周り・学校の周りなど)」といった感じのニュアンスがあります。

「身の回り」と「身の周り」の違い!

「身の回り」と「身の周り」の違い!

「身の回り」「身の周り」の違いを、分かりやすく解説します。

「身の回り」の表現も「身の周り」の表現も、「自分の身の周辺・周囲」「自分がいる場所の近辺・まわり」という同じ意味を持っています。

しかし、「周」という漢字の読み方が元々「しゅう」という音読みだけしかなかったこともあり、一般的・教科書的には「身の回り」という漢字表記のほうが正しいとされています。

漢字の字義・意味だけから考えれば、「周辺・周囲」を意味する「周り」を使った「身の周り」も間違いとは言えないはずなのですが、学校のテストや公的な文書では「身の回り」を使ったほうが良いでしょう。

また「回り」「周り」と比べて、「手が届く範囲のまわり・近辺」を意味しているという違いもあります。

まとめ

まとめ

「身の回り」「身の周り」の意味の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「身の回り」「身の周り」も、「自分の身の周辺・周囲」「自分がいるところのまわり」を意味している同義語です。

しかし、「周」の漢字にははじめ「しゅう」という音読みしかなかったため、慣習的に「身の回り」という漢字表記が使われてきました。

「回り」「周り」と比べると、「手が届く範囲の周辺」という意味もあるため、基本的・教科書的には「身の回り」の表記が正しいとされています。

「身の回り」「身の周り」の意味の違いを調べたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。