「通知」と「報告」の違いとは?分かりやすく解釈

「通知」と「報告」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「通知」「報告」の違いを分かりやすく説明していきます。

「通知」とは?

「通知」とは?

何かを知らせることです。

言葉や文書を使って、ある人から別のある人に、公の立場から個人に対してなど、伝えて知らせることを指します。

学校で授業参観が開かれることになりました。

学校側だけがこれを知っていて、親側が知らないようでは、親が授業参観に来てくれる可能性が低いです。

そのため、学校側から親に対して、授業参観があるという知らせをしました。

この場合、手紙を使うことが一般的でしょう。

授業参観という物事を、学校という公の立場から親という個人に知らせており、これを「授業参観の通知を出す」など表現します。

今度は面接の合否で説明をします。

仕事の面接をした後には、採用・否採用の知らせが届きます。

この場合、知らせる内容が採用なのか、否採用なのかということです。

これを手紙などの形で伝え知らせます。

これは「採用通知」などといいます。

「通知」の使い方

何かを伝え知らせるという意味で使用をします。

何を伝えるのかは意味に含まれていないので、さまざまな事柄に使用できます。

公の立場から伝え知らせること、個人が伝え知らせること、どちらの場合もいいます。

「報告」とは?

「報告」とは?

何かを伝え知らせることです。

特にある役割を任された人が、その進行状況や結果などを知らせることをいいます。

学校で期末テストがありました。

テストの結果を親には知られたくありませんが、テストの結果を教えなさいといわれています。

仕方がないので点数を親に知らせました。

これは「テスト結果を報告する」といいます。

この場合は結果を知らせていることになります。

ある芸能人が妊娠をしました。

そのことをブログに書いて多くの人に知らせ、またテレビでも伝えられました。

これは「妊娠を報告する」といいます。

妊娠したという結果を伝え知らせていることになります。

「報告」の使い方

結果・進行状況・様子などを伝えて知らせることに使用します。

特にある役割を任されていたものが、その進行状況や結果を伝え知らせることをいいます。

「通知」と「報告」の違い

「通知」と「報告」の違い

知らせるという意味が似ていますが、ニュアンスが異なります。

前者は何かを知らせることです。

何を知らせるのかは意味に含まれていません 後者は、特に結果・進行状況・様子などを伝えることをいいます。

「通知」の例文

「通知」の例文

・『採用の通知が届いた』
・『健康診断の結果通知』
・『総会が開かれることを通知する』
・『当選がメールで通知された』

「報告」の例文

「報告」の例文

・『試合の結果を報告する』
・『今日の漁獲量を報告する』
・『結婚したとの報告があった』
・『これまでの練習の成果を報告する』

まとめ

まとめ

知らせるという意味が似ていますが、何を知らせるのかという点に違いがあります。

「通知」は何とは意味に含まれていませんが、「報告」は特に結果・進行状況・様子などを伝えることをいいます。