この記事では、「ご教示」と「ご指導」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご教示」とは?
「ご教示」は「ごきょうじ」と読みます。
意味は「知識や方法などを、これこうであると伝えて示すことの敬語表現」です。
「ご」は「御」とも書き、相手に対して尊敬する意味、「教」は「おしえる」とも読み、「知識をさずける」という意味、「示」は「しめす」とも読み、「こうであると伝えること」という意味、「ご教示」で「実際にこうであると知識を伝えることの敬語表現」になります。
「ご教示」の使い方
「ご教示」は「知識や方法などを、これこうであると伝えて示すことの敬語表現」という意味で使われます。
名詞として動詞を伴って「ご教示頂く・頂いた」と使われたり、「ご教示賜る・賜った」と使われたりします。
基本的に、主に仕事で上の立場の人から知識ややり方、手順などをこれこうと示して伝えてもらう時に使われる言葉です。
また、継続的に教わり続けるのではなく、単発的に分からないことを解決する為にアドバイスしてもらう時に使われることが多くなります。
「ご指導」とは?
「ご指導」は「ご指導」と読みます。
意味は「ある目的や方向に教え導くことの敬語表現」です。
「指」は「ゆび」とも読み、「指さすこと」「さし示すこと」という意味、「導」は「みちびく」とも読み、「ある方向へ引っ張っていく」という意味、「ご指導」で「指し示しながらある方向へ引っ張っていくことの敬語表現」になります。
「ご指導」の使い方
「ご指導」は「ある目的や方向に教え導くことの敬語表現」という意味で使われます。
動詞を伴って「ご指導頂く・頂いた」「ご指導賜る・賜った」と使われたり、「ご指導の程」と使われたりします。
基本的に、仕事や技芸で上の立場の人から知識ややり方などを指し示してもらい、目標とする方向へ引っ張ってもらう時に使われる言葉です。
「ご指導」の場合、継続的に教わったりアドバイスを受けるというニュアンスを含みます。
「ご教示」と「ご指導」の違い
「ご教示」は「知識や方法などを、これこうであると伝えて示すことの敬語表現」という意味です。
「ご指導」は「ある目的や方向に教え導くことの敬語表現」という意味です。
「ご教示」の例文
・『改善すべき点がございましたらご教示のほどお願い致します』
・『今後共ご教示賜ります様、何卒宜しくの願い申し上げます』
・『この点について是非ご教示願えませんでしょうか』
・『ご教示賜り誠にありがとうございます』
「ご指導」の例文
・『今後ともご指導・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます』
・『何とぞご指導ご鞭撻を暘ります様、お願い申しLげます』
・『お忙しい中ご指導頂き誠にありがとうございました』
・『ご指導賜りましたこと、しっかり精進して参ります』
まとめ
今回は「ご教示」と「ご指導」について紹介しました。
「ご教示」は「知識を示して教えること」、「ご指導」は「ある方向に向かう様にすること」と覚えておきましょう。
