この記事では、「行動目標」と「行動計画」の違いを分かりやすく説明していきます。
正しい区別を知って、仕事力を磨いていきましょう。
「行動目標」とは?
行動目標とは目的を達成させるために、何をすれば良いか記したもの。
向かうべき方向性を、具体的にあらわした文書のことです。
おもにビジネスの場で、用いられる言葉になります。
行動目標をつくるときは、1年単位や1か月単位で、幅を区切っていきます。
売上目標が定められている場合は、それに向かってどのような手立てを踏んでいくのか具体的に書いていきます。
行動目標を記していくことで頭の中が整理されて、その年やその月にやることが明白になります。
また現在の自分の立ち位置を冷静に見つめられるようになるので、現状のいい点と悪い点を客観的に考えられるようになります。
大きく動いていくために、頭の中をまず整理して「やるべき仕事」をピックアップしていくのが行動目標です。
「行動計画」とは?
行動計画とは、目的を叶えるための戦略のこと。
何かが起こったときに、どう動けばよいか具体的に示した計画書です。
ビジネスの場で使われることもありますが、おもに国や地方自治体の計画書として用いられています。
津波やゲリラ豪雨の行動計画、巨大地震が起こったときの避難行動計画などがその一例となります。
行動計画の目的は、イレギュラーな災害が起こったときでも慌てずに行動していくことです。
あらかじめ「想定外のこと」を見積もっておくと心に余裕が生まれて、たとえ非常時であったとしても機敏に行動していけます。
まさかのときのマニュアルが行動計画書。
ときには命を救ってくれることもある、人生の羅針盤です。
「行動目標」と「行動計画」の違い
どちらも「行動」という熟語が入っています。
「行動目標」と「行動計画」の違いを、分かりやすく解説します。
・営業でつかうのは「行動目標」
「行動目標」と「行動計画」は見た目はとても良く似ていますが、その中身は大きく異なっています。
行動目標はおもに、企業が採用しているもの。
行動計画はおもに、国や自治体が取り入れているものです。
そのため働くシーンで用いられるのは、行動目標になります。
おもに営業の現場で使われています。
行動目標は毎月の売り上げ目標を達成するために、具体的にどんなアクションを踏んでいくべきか考えていきます。
大きな壁を乗り越えるために、どんなステップを踏めばいいのか、スタッフ自身に考えてもらう契機を与えるのが行動目標となります。
行動計画書との違いを学んで、現場に活かしていきましょう。
まとめ
「行動目標」と「行動計画」の違いを分かりやすくお伝えしました。
行動目標は、おもに仕事の現場で使われています。
目標を達成するための、活動予定表をあらわしたものです。
また行動計画は、国や自治体の計画書のこと。
おもに地震や津波が発生した際の、マニュアル書をあらわします。